街のコト

宮崎県庁サイトが18か国語対応と超「グローバル」になっていた

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(Jタウンネットより)

以前から言われてきた「グローバル社会」が、すっかり現実のものになりつつある。日本を訪れる観光客も1000万人をはるかに超えた。格安航空会社LCCの乗り入れも増えたおかげか、アジア諸国からの観光客の数がうなぎのぼりのようだ。

宮崎空港(Osamu Iwasakiさん撮影,Flickrより)

宮崎空港

この流れを先取りしたかのような素早い対応を見せたのが、宮崎県だ。同県公式ウェブサイトは2014年1月5日からリニューアルされ、自動翻訳機能を活用して18カ国語で閲覧可能となったのだ。

英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語はもちろん、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などの欧州主要言語のほか、タガログ語、ロシア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ヒンディー語、マレー語、オランダ語、スウェーデン語まで対応するという。

翻訳開始前に、「機械翻訳のため100%正確でない」という警告文が出される。OKボタンをクリックすると、リアルタイムで自動翻訳され、瞬時に表示される。
上記のページでOKボタンをクリックすると、リアルタイムで自動翻訳され、表示される。

このサービスの利点は、情報の更新が多いページでも、日本語ページさえアップデートしておけば、後は機械による自動翻訳に任せることができることだ。

宮崎県庁の場合、毎日のように新着情報がアップされ、更新されているようだが、機械による自動翻訳なら、18カ国語対応も可能となる。下はスペイン語の場合の例だ。

この自動翻訳は、高電社が開発・提供する「Myサイト翻訳」というサービスだ。このサービスは東京23区のうち18区で採用されているほか、全国各地の自治体で多数の実績があるという。ただ、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の基本4言語の場合が多く、今回のように18カ国語に対応するのは、宮崎県が最初のケースとのこと。

宮崎県は、2020年東京五輪に伴う海外からの観光客増も視野に入れているという。同県がいったいどこまでグローバルを目指すのか、そしてその成果はどう現れるのか、注目だ。

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