(Jタウンネットより)
[OH!バンデス – ミヤギテレビ] 2016年7月22日放送の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで、仙台発祥のお酒とその由来について紹介していました。
国分町で生まれた人気のカクテル

レゲエパンチ(撮影=Lokist-pedia Wikimedia Commonsより)
仙台発祥のグルメといえば、ずんだ・笹かま・牛タン・冷やし中華などですが、実はその代表格の陰に隠れた、仙台発祥のお酒があります。
その名も「レゲエパンチ」はピーチリキュールをウーロン茶で割ったカクテルで、全国的には”ピーチウーロン”と呼ばれています。
仙台の夜の街・国分町で生まれ全国に広まった、女性に人気のカクテルなのですが、なぜ「レゲエパンチ」という名前なのでしょうか。
「レゲエパンチ」はある女性のオーダーで生まれた!
仙台では”レゲパン”と略されるほど親しまれているレゲエパンチですが、意外にも仙台発祥であることを知らずに飲んでいる人が多いのです。そこで、一番町の「bar ray」でレゲエパンチの由来を伺うことに。
今から24年前、国分町に「サウサリートカフェ」というショットバーがありました。
バーには、アフロヘアのレゲエ好きの女性常連客が来ていました。しかし彼女はお酒が苦手。バーでもカッコよくお酒を飲みたくて、バーテンダーの黒澤さんに「私でも飲めるカクテルを」とオーダーし、レゲエパンチが誕生したのです。
さっぱりして飲みやすいレゲエパンチの噂は口コミで知られることとなり、ダンスブームだった仙台では「踊るならビールよりもレゲパンだ!」と一気にブレイクしました。
その後、酒造メーカーにより商品化されたレゲエパンチは全国へと広まっていったのですが、ピーチのウーロン割りカクテルを北海道では「クーニャン」、大阪の一部では「上海ピーチ」と呼ばれているのだそう。訪れた地域オリジナルの呼称を使って、粋にオーダーしてみたいですね。(ライター:M.)