宮島フェリーが新しくなる! 建造中のドックに潜入

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(Jタウンネットより)

2016年6月15日放送の広島ホームテレビ「Jステーション」では、宮島フェリーの3隻ある内の1隻が大幅にリニューアルすることになり、建造中の造船所に潜入した様子を放送しました。

フェリーの造船では全国屈指の技術を誇るという内海造船の瀬戸田工場では、新しい宮島フェリーの建造が急ピッチでおこなわれています。これから進水し、塗装や窓の取り付け、電線をはわせる工事がおこなわれるといいます。

新しい「ななうら丸」は?

新しいフェリーには、前後に操縦室とスクリューがあり、定員は車を積まない状態で675人から800人に増えます。トイレはバリアフリーになり、大鳥居などの景色が眺めやすい大型窓になるそうです。

1987年就航の宮島フェリーななうら丸。老朽化のため宮島航路から引退し売却される予定ですが、名前はそのまま引き継がれます。

2013年時点のななうら丸(nasrul ekramさん撮影、flickrより)

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新しいななうら丸には、宮島が大好きだというデザイナーの三木恵さんの思いが随所にこめられています。宮島には昔からの時代の流れがあるイメージだということで、船内の壁面にはテーマの「流れ」を表現するそうです。色や曲線も、一部朱色を使って鳥居や厳島神社の回廊のような雰囲気をだすといいます。また、軽量化による省エネや船内1階にスロープをつけてバリアフリー化を目指します。

宮島に訪れる観光客はこの5年の間、年間約400万人前後と好調で、今年1月から5月の観光客数は約190万人と、去年の同時期と比べると約5%増えているといいます。宮島観光協会では、宮島フェリーの役割も一層重要なものになるのではと期待します。

新ななうら丸の就航は今年の秋です。約10分間の船旅がより快適なものとなり、観光客の増加につながればいいと感じました。(ライター:わがママ)

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