「起立!気をつけ!礼!」宮城の場合は…

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(Jタウンネットより)

[OH!バンデス – ミヤギテレビ] 2016年6月10日放送の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで、全国ルールとは違う宮城の授業号令について紹介していました。

号令にも地域差がある(画像はイメージ)
号令にも地域差がある(画像はイメージ)

学校での授業開始の号令といえば「起立!気をつけ!礼!着席!」が全国的に一般的ですね。しかし宮城では、そこにワンフレーズ挟んだ号令がかけられています。「起立!気をつけ!」そして「注目!」と言って先生をしっかりと見て、それから「礼!」をするのです。

団結力に効果あり?

宮城だけでなく実は群馬でも、誰も理由がわからないまま普通に使われているという「注目」の号令には、何かきっかけがあったのでしょうか。

宮城で「注目」が使われるようになったことについて、方言学に詳しい仙台高専の武田教授でも、はっきりとした理由はわからないそうです。

考えられるとすれば「礼をする前の準備としての間を取るため」で、「共通語なので違和感がなく、学校や地域だけで使われている学校方言だとは思わなかった」ことから今も使われ続けているのでは、との見解でした。

実際に地元の小学校で教壇に立ち、注目される側の先生は「生徒からの目が集まると私自身もビシッと気合が入ります」とのこと。みんなで同じ方向を向いて「注目」することが、授業への集中力やクラスの団結力につながっているのかもしれませんね。(ライター:M.)

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