待機児童不足、今ある保育園への「負担」増やすばかりで解決できる?

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(Jタウンネットより)

[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年5月10日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーで、待機児童問題と保育施設の事故防止ガイドラインについて紹介しました。

画像はイメージです(Kelly Sue DeConnickさん撮影、Flickrより)

In Owen's Nursery

3月末、政府が「保育施設での事故防止ガイドライン」を発表しました。

・睡眠→医学的な理由がなければ仰向けにする
・プールや水遊び→監視者は監視に専念する
・食事→子供の意思にあったタイミングで与える

昨年、保育施設で亡くなった子供は14人、全治30日以上のケガをした事故は399件あり、これを見過ごすわけにはいかないとガイドラインを発表したそうです。

しかし、待機児童が多いということから保育士の配置・子ども1人当たりの面積を国の基準より手厚くしている自治体に対し、1人でも多く子供を受け入れるよう国は要請を出したことで「全く真逆で安全性が損なわれる」という意見が出ています。

今ある保育園の負担を大きくするのが本当に正しい?

3月末に発表された2つの意見を見た保育士や街の声はどうなっているのか伺うと、やはり安全面を重視したいという声が多いようです。

・保育士1人が見る子供の数が増えると安全性が損なわれる(保育士)
・保育士の負担が大きくなり責任が重くなる(保育士)
・保育士の負担を大きくするのではなく、保育士の待遇をよくしたり保育園を作るような努力をして欲しい(保護者)
・負担を大きくするなら、保育士のスキルを上げるような環境づくりをするべき(保護者)

現状、保育士さんの仕事はハードで、これ以上に仕事の負担をかけるとさらに保育士離れになりそうです。国はもっと保育園設立や、保育士の待遇を良くしてあげることを考えた方がいい気がしました。(ライター:ぴよこ)

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