(Jタウンネットより)

「第9回甲賀流忍者検定」ポスター(画像提供:甲賀市観光協会)
忍者の里として知られている滋賀県甲賀市で、2016年6月12日、「第9回甲賀流忍者検定」が開催される。同市観光協会が参加者を募集中だ。参加者の定員は、初級120人、中級40人、上級25人。定員に達し次第、締め切られるという。
さて、「忍者検定」とはいったいどんな内容なのだろう?
忍者衣装のコスプレや手裏剣・吹き矢などの実技も…

昨年の「甲賀流忍者検定」筆記試験会場(画像提供:甲賀市観光協会)
「忍者検定」は、基本的には筆記試験で行われる。初級は4択式で、50問を30分以内に答えなければならない。60点以上が合格となる。ただし初級に限り、忍者衣装のコスプレや手裏剣・吹き矢などの実技もあり、それらの点数を足して、最大10点まで加点されるという。

昨年の吹き矢実技試験の様子(画像提供:甲賀市観光協会)
中級も4択式で、70問を45分以内で答える。70点以上が合格となる。上級は1次が記述式で、50問を60分以内に答えなければならない。2次はレポート提出となっている。午後、甲賀市内の忍者関連の施設を見学し、その印象を後日レポートすること。
受験料は2,000円(税込)だが、この中には忍者鍋や黒影ごはんなどの昼食が含まれている。忍者鍋には地元・甲賀の里で採れた野菜や肉がたっぷり入っている。黒影ごはんは、市内甲南町で栽培された古代黒米のもち米で、白米に10%程度混ぜて炊いたもの。赤飯のような感覚で食べるという。

忍者鍋(左)と黒影ごはん(右)の昼食(画像提供:甲賀市観光協会)
検定は午前中で終わり、昼食後、13時からは特別対談が予定されている。
徳川宗家第19代当主・徳川家広さんと歴史学者・磯田道史さんが、「徳川家と甲賀衆」をテーマに語り合う。「武士の家計簿」「殿 利息でござる」などの映画化で注目される磯田さんが、徳川幕府成立を影から支えた甲賀忍者について、徳川宗家の当主からどんな逸話を引き出すか、ちょっと見逃せない特別企画である。
申し込みはメールやファクス、郵送で。詳しくは、甲賀市ウェブサイト参照のこと。