「オーバードライブ」「虚空」「北極」…全部、「辛さ」を表現する言葉です

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(Jタウンネットより)

とあるカレー店のユニークな辛さの表記がツイッター上で話題を呼んでいる。ギターのエフェクトにちなんで名づけられた辛さ追加の看板を撮影したツイートは8000回以上もリツイートされた。音楽用語で辛さを表すこのお店、果たしてどういう場所なのだろうか。

辛さにエフェクトかけられるカレー屋を見つけた pic.twitter.com/ol6MHK52PF
–   (@Todai_Motocracy) 2016年5月8日

レベル5から上は辛さマニア向け

辛さエフェクトサービスを行っているのが、吉祥寺にある「Caf? Montana(カフェ・モンタナ)」だ。辛さを7段階で追加することが出来、それぞれにギターのエフェクトの名前が付けられている。内容は以下の通りだ。

「Level1:CHORUS +30円 味の深みを増し、心地よい辛さを生み出す
Level2:DELAY +60円 山びこの様に追いかけてくる辛さ
Level3:WOW +90円 思わず「WOW!」と叫びたくなる辛さ
Level4:FLANGER +120円 力強い辛さの「うねり」を生み出す
Level5:Overdrive +150円 辛さエフェクトの頂点。この先はマニア向け
Level6:Distortion +180円 荒々しいハードカレー・へヴィカレーに昇華!!
Level7:Fuzz +210円 激歪み系、最も過激な辛さ!!自己責任で!!」

辛くなるにつれて、より過激なサウンドを生むエフェクトの名前が使用されている。メタルやハードコアで使われる「Distortion」、ジミ・ヘンドリックスが愛用した「Fuzz」なんかは、音やジャンルのイメージからただ事でない辛さが想像できてしまう……。実際にその通りのようで、説明文によると、レベル5のOverdriveからは辛い料理マニア向けだという。

実は他にも、都内には他にもユニークな言葉で辛さを表現する店がある。北海道、大阪、名古屋にも店を持つ、人気のスープカレー屋「マジックスパイス」だ。

辛さは下から「覚醒、瞑想、悶絶、涅槃、天空、虚空」の7種類。虚空には唐辛子を増量した「虚空200」などがあり、その更に上には1日5食限定の「アクエリアス」が存在している。「アクエリアス」を注文する際には、食べた結果起こったことはすべて自己責任であるということに同意する書類が渡されるという。ちなみに、瞑想で中辛程度とのこと。

マジックスパイスの「ビーフ・涅槃」(Kai Kuchikiさん撮影。flickrより)

(有)マジックスパイス

他にも、激辛ラーメン・タンメンで有名な「蒙古タンメン 中本」では、最も辛いラーメンは「北極」という名称だ。辛さも売りの1つにしている飲食店では、ユニークな表現を用いて辛さを伝える文化があるようだ。

北極(yamamoto yousukeさん撮影。flickrより)

北極ラーメン

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME