(Jタウンネットより)
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年4月26日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーで、福岡市の地震についてについて取り上げました。
熊本・大分で起きた大規模な地震。福岡でもかなり揺れましたし、地震に備えて準備をする人が増えてきました。
福岡市では自治体が発行する「揺れやすさマップ」というものがあります。警固断層南東部の地震(マグニチュード7.2)を想定して作られたものです。
このマップには地震が起きた時の予想震度だけではなく、自宅の全壊率を調べることができます。区分は、「昭和35年以前の木造建築物」「昭和35〜55年の木造建築物」「昭和56年以降の木造建築物」の3つで、震度によっての全壊率が記されています。
震度6を超える地震が来た場合、昭和35年以前の木造建築物の全壊率は80%近くなっており、福岡市では耐震化をするよう呼び掛けています。
最大級の津波はどこまで浸水するのか? 福岡県がシミュレーションを実施
今年の2月、福岡県が「津波浸水想定」を発表し、国が検討した津波を起こす断層から福岡県に到達する最大クラスの津波がどの地域にどの程度、発生から最速何分後に到達するかを発表しました。
福岡市でも海沿いは津波の浸水が想定され、津波影響までの最短時間は西区20分、早良区30分、中央区32分、博多区35分、東区7分となっています。
福岡市は最大1メートル未満の津波浸水とされていますが、柳川市の場合は2メートル以上が想定されている地域もあり、広い範囲で津波浸水が想定されています。津波影響までの最短時間は62分になっています。
今回の熊本・大分の地震は、「九州は地震がほとんど起こらない」という先入観を覆しました。地震や津波については、最低限自分の地域がどういう被害を受けるのかを知るだけでも準備になるのかもしれません。(ライター:ぴよこ)