電車も廃線、人口2万強…そんな岐阜県大野町が「お金持ちが多い市町村」第7位の理由

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(Jタウンネットより)

[ドデスカ!-名古屋テレビ]2016年3月16日放送の全力リサーチのコーナーで岐阜県の富豪の町を調査していました。

世帯年収1000万円超ランキングに動揺

昨年総務省が発表した、世帯年収1000万円超の市町村ランキング。

東京都港区や兵庫県芦屋市など「セレブの街」と言われる自治体が軒並みランクインする中、7位に岐阜県大野町がランクインしました。

ちなみに名古屋市では一番順位の高かったのが、名古屋市昭和区が15位で13%。しかしこの大野町は東京都の文京区や、兵庫県の芦屋市と同一7位で16%という結果です! 昭和区在住の名古屋マダムも思わず「ありえんし!!」と言ってしまうほど。

大野町ってどんなとこ?

JR岐阜駅から車で30分、濃尾平野の最北端に岐阜県大野町はあります。まさに「のどか」という言葉がぴったり。

人口は2016年3月1日現在で、2万3773人、7773世帯の町民の皆さんが暮らしています。

10年前に唯一町を走っていた列車が廃線となり、現在は公共交通機関はバスのみ。

一見なんの変哲もないこの町に、富豪の多い理由はなんでしょうか?

世帯年収1000万円超の理由とは?

大野町の宇佐美晃三町長にお話を伺うと、まず第一に特産品である富有柿の一大産地であることを挙げられました。

町内には至るところに柿の木があり、15世帯に1世帯が柿を生産しているとのこと。

大野町全体で5〜6億の売上なので、1世帯100万ほどの収入となるため、副業として年収に加算しているそうです。

二つ目は、4世帯に1件が親と同居の世帯であり、全国平均の1.5倍以上なのだとか。

お話を伺った方の中には3世帯同居で、ご自身の年金に、奥さんの柿生産、娘婿のお給料と娘さんのパート収入が世帯年収という方もいました。

大野町は日本のあるべき姿!?

実はこれだけではなく、多くの共働き世帯を支える働きやすい環境づくりも整っているとのこと。

大野町は25歳から44歳までの女性の就業率が約70%と、共働き世帯が多いことがわかります。

そこで町内では8か所に保育所を設置、もちろん待機児童はゼロです。

また小学校では放課後の学童保育が完備なのは当たり前で、小学校3年生までしか預かってもらえないことが多い中、6年生までが利用可能となっています。

町民の皆さんに笑顔がいっぱいだったのが、印象的でした。待機児童問題や少子化など、日本が抱える問題は大野町には関係ないようです。(ライター:神谷祐美)

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