(Jタウンネットより)
街中のカフェに集まり、日常の疑問を話し合う……哲学カフェと言われる活動が最近注目を集めている。1992年、フランスのマルク・ソーテ氏が始めたもので、今では世界各国にその輪が広がり、国内でも多くのグループが誕生している。そんな中、筆者は最近発足した新しい哲学カフェの運営者が集まるミーティングがあると聞き、現場に向かった。

高田馬場の落ち着いたカフェ
開催場所は高田馬場にあるシックな雰囲気が知的さを感じさせるCafe Miyama。やはりカフェで哲学しようとする人はカフェ選びのセンスも高いようだ。

店内に入ると、会議室の予定表に「哲学カフェ運営者会」という文字を発見。このフレーズにただならぬオーラを感じたのは筆者だけだろうか。少々怪しさも感じつつ、意を決して会議室のドアを回してみた。
様々な哲学カフェが一堂に会す
ドアを開けると、主催者の方が快く迎えてくれた。その柔和な声と姿に緊張がすっかりとけた筆者は話し合いに入れてもらうことにした。主催者は人生カフェの運営者。最近新しくできた哲学カフェの運営者同士が交流して、それぞれのカフェの質を上げていくために企画したという。
哲学カフェをもっと良くするためには、開催の際に気を付けることはなど彼らの真剣さに圧倒された。

どのような哲学カフェが参加していたかというと、onecafe、あたまの中を散歩する哲学カフェ、人生カフェ、対話の実験室、哲学カフェwiki、ねりテツの運営者の方々。
物質的に豊かになった現代社会では、他者との対話を通して心を豊かにしていきたくなるのだろうか。筆者も哲学カフェに行ってみようかな、そう思った夜だった。(ライター:ベンガルトラ)