マツダスタジアム、実は「環境に優しい」エコな球場だった

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(Jタウンネットより)

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月31日放送の「地球派宣言」のコーナーで、おなじみの「マツダスタジアム」の随所に、様々なエコ対策が盛り込まれていることを紹介していました。

Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(by shiori.k, on Flickr)

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環境にやさしい、エコ技術、エコ商品を案内してくれたのは、中国地域ニュービジネス協議会コーディネーターの竹内喜幸さんです。

ポイント1 こんなところに、こんな工夫が!

まずは、正面に掲げられた看板です。雨や風にさらされることで汚れてしまう看板には、大気汚染物質を太陽光の「光」で分解する特殊な塗料「光触媒」が使われており、それによって、汚れを分解しているのです。

皆さんはご存知でしたか?看板や外壁を汚れにくくする液体があることを。それが、酸化チタンを使った「ミラクルチタン光触媒コート」です。

酸化チタンは雨水に馴染みやすく、汚れを浮かして、洗い流してくれる効果があり、太陽光が当たることで、セルフクリーニングしてくれる技術です。この「光触媒」は、呉市の「てつのくじら館」の外壁にも使用されています。

ポイント2 足元にもエコ技術が!

マツダスタジアム周辺の歩道に使われているブロックにも、実はエコ技術が使われています。ブロックの中に、発電所などで石炭を燃やした後に出てくる石炭灰を押し固めてブロックに利用しています。

大量に出た使い道のない石炭灰を、広島の企業がブロックとして再利用。吸水性、保水性に富んだこのブロックは、雨水などを路上に貯めない効果があります。

ポイント3 雨水を有効利用!

最近、局地的に発生する豪雨。周辺の排水をスムーズにするため、マツダスタジアムの地下には、雨水貯留地が設けられています。

大型の貯水槽とは別に、再利用できる水槽もあり、そこには、スタジアムの屋根やグラウンドに降った雨水を貯め、ろ過、消毒をして、場内のトイレ用やグラウンド、スタンド等の整備、さらに、スタジアム外の景観を良くする水路に、有効利用されているのです。

ポイント4 間伐材を活用!

外野スコアボードの裏のベンチ、テーブルには広島県の間伐材を使用してあります。さらに、日よけとして竹原市の竹も利用されています。

セ・リーグ優勝をかけ、熾烈な争いの舞台となっているマツダスタジアム。野球観戦以外に、こうしたエコ対策を見て回るのも、スタジアムの楽しみ方の一つになるかもしれません。

地元のスタジアムながら知らなかった事実も発覚して、びっくりですね。環境にかける広島市の思いに感動です。(ライター:haruhana)

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