(Jタウンネットより)
[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年8月19日放送で、「観光バスの一斉取り締まり」について取り上げていました。
今や年間8375万人が観光にやってくる「京都」。そんな京都で昨今叫ばれているのが”宿不足”。「そうだ京都、行こう……でも泊まるところがない」といった感じでしょうか。そしてそれだけでなく、もうひとつ不足しているものが……。
それは、「駐車場」。それも大型バス用の駐車場なんです。そんな中、大迷惑をこうむっているのが「浄土宗 総本山 知恩院」です。多くの国宝、重要文化財があり、春には桜、秋には紅葉が楽しめるお寺です。そんな知恩院周辺で、大型バスの違法駐車の一斉取り締まりが行われました。
京都府警の一斉摘発 大阪でも路上駐車が問題に
知恩院の山門前の神宮道には観光バスが何台も行き来し、多くの旅行者が降り立ちます。しかしよく見ると駐車禁止の標識が。このようなルールを守らない観光バスが後を絶たず、交通の妨げになるとして、京都府警が一斉摘発に乗り出しました。
観光バスの路上駐車が問題となっているのは京都だけではありません。大阪ミナミの日本橋では、日中のほとんどの時間、アジアからの観光客が乗り降りする観光バスが複数の車線をふさぎ、交通の妨げとなっていました。そこで大阪府警は一時停車のみできるように交通規制を変更し、問題解決へと乗り出しましたが、別の場所に観光バスが殺到するなどして抜本的な解決には至っていません……。
一方、知恩院は大型バス13台が停められる駐車場があるものの常に満車状態のため、前の道に列をなす状態になっているというのです。今回一斉摘発に踏み切った京都府警は、今後も厳しい姿勢で取り組むとのこと。
とはいっても京都市内に駐車場が慢性的に不足しているのが根本の問題。この問題の解決も早急に叫ばれます。(ライター:ツカダ)