酔っ払いを守れ! JR西の事故防止作戦

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(Jタウンネットより)

[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年8月13日放送で、「JR西日本の酔客対策」について取り上げていました。

ビールやお酒をついつい飲み過ぎて、駅のベンチでウトウト……、ホームの端を千鳥足……、などの光景。一歩間違うと危険な目に遭うことになりかねませんが、JR西日本が乗客を守るためのある取り組みをスタートしたそうです。

画像はイメージです(tinou baoさん撮影、Flickrより)

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1日およそ26万人が利用するJR京橋駅。ここで始まった新たな安全対策は、ホームや階段、改札口などに計46台設置された”遠隔セキュリティカメラ”です。ホームをふらふらと歩いている人やベンチに長時間座っている人などを自動検知して、尼崎市にある専用センターに警報を送り、危険があると判断されればすぐに駅係員に伝えるというものです。

酒に酔った事故を防ぐためのホーム作り

酒に酔ってホームから転落するなどの事故は日本でも多発しています。2014年3月〜9月に発生した酔った人による転落・接触事故75件をJR西日本が分析したところ、もっとも多かったのは「ベンチから突然立ち上がり、まっすぐ歩いて転落する」パターンで、全体のおよそ6割を締めたそうです。

そこでJR西日本が考えた対策は、本来電車に向かって平行に設置されているベンチを90度角度を変えて縦向きに設置し、立ち上がった客がそのまま線路に転落する事故を防ぐことでした。「新大阪」「尼崎」「摂津富田」「芦屋」「甲子園口」などの駅で導入されており、具体的な効果の報告はまだないですが、今後も多くの駅で取り入れていく予定とのことです。

JR西日本では、セキュリティカメラの導入やベンチの向きの変更、地道な呼びかけなどで事故を未然に防ぎたいとしていますが、果たして事故は減ってくれるのでしょうか……。(ライター:ツカダ)

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