(Jタウンネットより)
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月3日の放送で、2015年の平和宣言に引用される一節を書いた被爆者が、広島市長に面会したことを取り上げていました。
公募された被爆体験談の中から、2015年の平和宣言に折り込まれた一節は、「家族、友人、隣人などの輪を膨らませ、大きな和に育てていくことが世界平和に繋がる。思いやり、やさしさ、連帯。理屈ではなく体で感じなければならない」です。
これを書いた河内政子さんは、16歳の時に牛田で被爆し、教員時代、子供たちがしていた「戦争ごっこ」にショックを受け、悲惨な体験を伝えて行く決意を固めました。
引用されたことについて河内さんは、「私の文章を使っていただけるということで、あの世へ行っているお友達や知人、家族に届くかなぁとか、そんな思いです」と話していました。
被爆体験を伝える世代が少なくなってきている今、被爆体験談を語ってくれることが非常に貴重になってきています。被爆70年を向かえる2015年。これからも戦争の体験は、伝え続けて行かなければならないことだと考えます。(ライター:haruhana)