(Jタウンネットより)

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[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年7月31日放送で、引退を惜しまれた広島ラーメン「すずめ」の店主が復活したことを取り上げていました。
2015年4月、60年という長い歴史に幕を下ろした、広島ラーメンの老舗「すずめ」。2013年に脳内出血で倒れ、手足の麻痺や痺れに耐えながら伝統の味を守って来た2代目店主、関上道広さんは、後継者に味を伝え、職人人生に終止符を打ちました。
引退宣言から一転…愛されづつける老舗の味復活!
7月7日、広島市内の中華料理店にながい行列ができていました。店内を覗いてみると、多くの客がつめかけています。それもそのはず、もう食べられないと思っていた「すずめ」の中華そばが、この店で復活したというのです。
厨房でラーメンを調理するのは、引退したはずの元「すずめ」の店主、関上さんです。これはいったい、どういうことなのでしょうか。
復帰を後押ししたのは、「冠生園」の主人、柏木博敏さんです。実は、柏木さんと関上さんは、高校時代から付き合いがあり、引退を知った柏木さんから、自分の店で作らないかと誘ったのだそうです。
2人の友情で復活した中華そばは、関上さんの体調も考慮し、すずめ時代は200杯以上作っていたのを1日60杯程度に減らし、限定で提供。値段はかつてと同じ、1杯600円です。
器は違えど、見た目も味を変わらぬ1杯と求め、連日多くの客がやってくるといいます。親しんだ老舗の味が復活と聞いて、懐かしく嬉しい思いです。限定販売ではありますが、細く長く楽しめるといいですね。(ライター:haruhana)