えっ、パンに「ナマコ」を…!? 京都・宮津の想像もつかない名産品

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(Jタウンネットより)

[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年7月6日放送で、「宮津の特産品を使ったパン」について取り上げていました。

京都府の北部、天橋立で有名な宮津市で獲れる、ちょっと変わった地元の食材で地域を盛り上げようとしているのが、洋食店「セントジョンズ・ベア」です。そのちょっと変わった食材とは「干しナマコ」なんです。

画像はイメージです(robanhkさん撮影、Flickrより)

Warty Sea Cucumber

宮津は北海道や東北に次ぐナマコの産地で、高いものになると1匹数万円で取引される高級食材。日本海で獲れたナマコは一番肉厚で美味しいといいます。ですがその見た目と値段もあって、地元ではなかなか食べられていないのが現状なんです。

そこで「セントジョンズ・ベア」では、地元の食材をもっと知ってもらいたい!とナマコをアピールするためにナマコ料理を考えました。お店で一番人気なのが「干しナマコパスタ」なのですが、意外なメニューにもナマコが使われています。

健康成分たっぷりの高級食材をパンに練り込みました

それはナマコを練り込んだパン。一見レーズンパンのように見えるのですが、黒い粒々の正体がナマコなんです。

まずは干しナマコを4日かけて水で丁寧に戻します。この状態だと生臭く、パンには入れられない状態なのですが、1日かけて”秘密の下処理”を行うことで臭みが抜けてうまみが増すのだと言います。それを細かく刻み、パン生地へと混ぜ込みます。

こうして手間と時間をかけて作られた「干しナマコパン」は優しいパンの香りと少ししょっぱいナマコがアクセントになった、お料理ともよく合う栄養たっぷりのパンです。

干しナマコは”海の黒いダイヤ”と呼ばれるくらい、中国では高麗人参と並ぶ高級健康食品。滋養強壮に加えてコラーゲンもたっぷりだそうです。「セントジョンズ・ベア」では、希少価値のあるものをみなさまに軽い気持ちで召し上がって、元気になってもらえれば嬉しいと思ってパンを作ってみたそうですよ。(ライター:ツカダ)

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