ホテル不足で再注目「カプセルホテル」…わざわざ泊まりに来る外国人客も

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(Jタウンネットより)

[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年7月1日放送で、「次世代型カプセルホテル」について取り上げていました。

カプセルホテル(LHOONさん撮影、Flickrより)

Capsules in capsule hotel

訪日外国人の増加でホテル不足が深刻化している関西。大阪にはハリーポッターや妖怪ウォッチのイベントに湧くUSJ、訪日外国人に根強い人気の京都・奈良、兵庫では「平成の大修理」を終えた姫路城、和歌山ではアドベンチャーワールドの双子のパンダの赤ちゃんや高野山開創1200年、などこの夏の関西は旅行スポットがめじろ押しなんです。

そんなホテル不足の救世主になりつつあるのが「カプセルホテル」なんです。カプセルホテルとは、旅館業法では大部屋を多人数で共用する「簡易宿泊所」に分類され、お風呂・トイレは共同。1979年に大阪・梅田に世界初のカプセルホテルが誕生したのがはじまりです。

そんなカプセルホテルの従来のイメージはというと、「終電に乗り遅れたおじさんが仕方なく泊まるところ」「狭くて息苦しいイメージ」「女性が止まるには心配」といった感じでしょうか……。ですが、ここ最近では「女性が泊まれる」「キレイ」「設備充実」といったカプセルホテルが増えてきていて、今や観光客にも大人気で予約がいっぱいのところもあるんだそうですよ。

スタイリッシュで快適、次世代型カプセルホテルは予約でいっぱい

外国人観光客で賑わう京都。そんな繁華街のど真ん中、阪急河原町駅から徒歩2分の場所にあるのが「ナインアワーズ京都」(京都・下京区寺町通四条)です。古都の街並みに合うスタイリッシュな外観の9階建て、全125室のカプセルホテルです。このカプセルホテルは外国人観光客に大人気で、稼働率は実に90%を超え、お客さんの7〜8割は外国人なのだそうです。

ずらりとならんだカプセルで、客室はまるで宇宙船のようなユニークな形状。幅80cm、奥行き210cm、高さ80cmと、寝るだけであれば十分な広さです。さらに旅の疲れを癒してくれる、特殊立体構造で体圧を分散する高級マットレスがこだわり。清潔感のあるシャワールームはシンプルながらも機能的なつくりで、オリジナルのアメニティを揃えています。

カプセル同士が隣接しているので音を出すのは厳禁なため、目覚まし時計は、セットした時間に照明が点灯して明かりで起こしてくれるという配慮も。女性専用フロアもあり、男性客とすれ違わないようエレベーターも分かれているのでとっても安心なんです。

海外SNSには、記念写真を投稿する人も(Francisco Antunesさん撮影、Flickrより)

Capsule hotel

外国人観光客はみなさん日本に来る前にインターネットで予約済みで、わざわざカプセルを体験したいと日本にやってくる人もいるほどです。”仕方なく泊まるところ”から”あえて予約するところ”へ、カプセルホテルはニーズに合わせた進化を続けているのです。(ライター:ツカダ)

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