(Jタウンネットより)
[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年6月9日放送で、「大阪・箕面の防犯カメラ」について取り上げていました。
2014年一年間の街頭犯罪認知件数は、大阪府が7万3537件で15年連続で全国最多でした……。よく話題になるひったくり件数は、平成12年のおよそ1万件をピークに昨年は1294件まで減っているもののそれでも全国ワースト。
そんななか、大阪府箕面市で起こったひったくり事件で犯人の逮捕の決め手となったのは”防犯カメラ”でした。箕面署によると、逮捕された男は身に覚えがないと容疑を否認しましたが、防犯カメラに犯行の一部始終が写っており、容姿も確認できるほど鮮明な画像だったといいます。
箕面署では箕面市との連携を深めていて、岡山県倉敷市で起きた女児連れ去り事件をきっかけに、防犯カメラによる通学路の安全確保の取り組みを開始しました。防犯カメラは市内小学校全14校の通学路におよそ70mおきに設置し、1校あたり平均50台という、全国でもトップクラスの設置率だそうです。
今回はこの防犯カメラが犯人の検挙に一役買ったのです。
街にあふれる防犯カメラ プライバシーの問題は?
箕面市では「今回の逮捕はカメラの威力が発揮されたとてもいい例」として、カメラの持つ犯罪の抑止力に今後も期待したいとしています。2015年度からは防犯カメラを設置する商店街などの自治会に費用の9割を補助する制度を創設し、通学路以外でも防犯カメラの数が増える見込みです。
防犯カメラが増えることで犯罪の検挙数は年々増加しているものの、問題となるのが”プライバシーの侵害”。箕面市でも防犯カメラの設置に関してはプライバシーの問題は十分議論して決めたそうですが、まだまだ抵抗があるかと思います。
住民の理解を得ながら、防犯カメラをうまく使って住みやすい街を目指していくことが、街づくりの一歩とも言えますね。(ライター:ツカダ)