ある意味大仏の生みの親? わくや万葉の里・天平ろまん館

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(Jタウンネットより)

奈良の大仏(m-louisさん撮影、Flickrより)

東大寺盧舎那仏像

[OH!バンデス – ミヤギテレビ] 2015年5月26日放送の「宮城ナニコレ!?おとなの社会科見学!」のコーナーで、わくや万葉の里・天平ろまん館について紹介していました。

日本で初めて金が採れた地・涌谷町

陸奥国小田郡と呼ばれた土地、現在の涌谷町にある「天平ろまん館」。この施設は平成6年に開館し、1250年前に日本で初めて金がとれた産金地としての文化を伝承しています。歴史館・遺跡広場・国史跡 黄金山産金遺跡の3つのエリアから成り、日本と世界の産金の歴史などを紹介しているということです。

歴史館に入ると、「世界の砂金」というコーナーがお目見え。採れた地域によって、色や質感などに違いがあることが分かります。次に紹介されているのは、当時の涌谷町(小田郡)の生活の様子。1250年前と言えば奈良時代ですから、竪穴式住居で生活していた時代です。

当時、聖武天皇が奈良で大仏建立の計画を開始していましたが、金の不足から完成が危ぶまれていました。しかしそんな時、ちょうど涌谷で金が採れ、奈良の大仏建立に献上、無事完成にこぎつけたという経緯があります。涌谷で金が採れていなかったら…!?当時の日本にとって、どれだけのビッグニュースだったかが想像できますね。

その証拠に、金の発見によって小田郡は永久に「納税免除」とされ、そのほかの陸奥国(現在の宮城県・福島県)は3年間の納税免除。人々が喜びに沸いた様子が目に浮かびます。

ゴールドラッシュのロマンを今に伝える「天平ろまん館」、ぜひ1度社会科見学!したいものです。(ライター:Makikinha)

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