大工の御用達から、包丁の研ぎへ。広島の老舗刃物店

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(Jタウンネットより)

[Jステーション-広島HOMEテレビ]

2015年5月13日放送の「老舗の売れ筋物語」のコーナーで、昔ながらの技を今に伝える「包丁の研ぎ」を紹介していました。 中区境町にある大石刃物店は、大工職人などの道具も手掛けるという刃物の専門店です。今は、大工さんが少なくなったということもあり、家庭用の包丁の研ぎが多くなったのだといいます。

お客様のニーズに答える職人の心意気!

その歴史は、初代が、当時職人の町だった中区境町で店を開いたことに始まりました。包丁だけでなく、刃物の産地から優れた大工道具を仕入れ、職人たちを支えてきたといいます。 初代は、戦争により戦死し、店も原爆により無くなってしまいましたが、お客さまからの強い要望により、また一からお店を始めました。 戦後は、道具の販売やメンテナンスで、職人たちを支えてきました。しかし、今ではその多くが電動工具に替わりました。かんなやのみといった道具を使わなくなり、研ぎなどの仕事が減ったといいます。 包丁の研ぎは、職人たちを支えた面影であり、専門店としての心意気を、今にとどめる仕事です。研ぎで道具を整え、長く使ってもらうことも大切と考えています。 ニーズに寄り添うことは、今でも変わらないのだそうです。研ぎの技に秘められた思い。それは、今に続く老舗の誇りなのかもしれません。(ライター:haruhana)

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