(Jタウンネットより)
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2015年4月22日放送で、この春の名古屋の日照不足ついて紹介していました。
天候不順で野菜の産地を直撃
この春は列島の広い範囲で天候不順が続いて、家計にも影響が出始めています。
日照時間をまとめると北海道・東北・沖縄を除いて、大きく平年を下回っています。
特に東海や近畿では平年の4割前後と、著しく日照時間が短いのです。
中でも奈良県で約47%、和歌山県約48%、三重県津市約43%に比べ、名古屋市は約40%と特に低いことがわかります。
名古屋の4月1日から20日までの日照時間は、1日中晴れの場合は約12時間の日照のところ、10時間を超えたのは4月18日のみ。日照の全くなかった日も8日間ありました。
家計も直撃 農家も困惑
山梨県のレタス農家は日照不足で葉が育たないうえに、雨が多く根元が腐りやすくなっており出荷量は去年の半分ほど。
愛知県豊橋市でキャベツ農家を営む村田茂さんも、今年のキャベツは片手で持てるほどの小さなサイズにしか育ちませんでした。
「太陽の恵みというのをこんなに痛切に感じたのは、農業を始めて40年、今年が初めてと言っても過言ではありません。」とのこと。
特に葉物野菜の高騰が続いており、1ヶ月前250円だったレタスが280円、300円と徐々に値上がりし、400円手前となったお店もあります。
この後の名古屋の天気は、ゴールデンウィーク明けまでは晴れの日が続く予報となっており、これからが時期の野菜は期待できそうとのことです。(ライター:神谷祐美)