(Jタウンネットより)
[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年4月15日放送の道内ニュースでは、様似町に漂着した希少なクジラの話題が伝えられました。
日高の様似町の海岸で4月14日、希少な種類の「パッブスオウギハクジラ」が打ち上げられているのが見つかりました。 漂着時は生きており役場や地元漁協が救助を試みたそうですが、間もなく死んでしまったといいます。
「パッブスオウギハクジラ」は、歯が扇のようになっていることと、頭部に帽子のような白い模様と全身の傷が特徴とされています。しかしながら北海道で5例目、国内でも18例目と漂着例が少なく、生態がよく分かっていない希少種のクジラです。
しかも生きた状態での漂着は2例目だといいます。
15日は朝から北大の松石準教授らが標本採集を行いました。この松石准教授によると「生きたまま北海道沿岸まで来て、腐乱前に見つかるのは極めて珍しい」ということです。
標本は、日本全国の研究機関に配布され、生態などを分析するということでした。(ライター:北海道saki)