(Jタウンネットより)
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月2日放送の「気になる現場」のコーナーで観光客が増えた近江町市場について紹介していました。
180以上のお店が並ぶ近江町市場は「金沢市民の台所」であり、代表的な観光地です。
兼六園や茶屋街といった観光スポットは、JR金沢駅からバスやタクシーを使って行くことが多いのですが、近江町市場は金沢駅から距離にして1.3キロほどのところにあるので歩いていける最寄の観光名所になっています。
新幹線開業後、兼六園の人出は1.4倍になっているといわれる中、近江町市場は、およそ1.7倍となっているのです。
これが新幹線時代のお・も・て・な・し
観光客が増えた近江町市場ではそれぞれのお店が知恵を絞ってもてなす工夫を行っています。
鮮魚を扱う大口水産では、これまで日曜日にしか設置していなかったイートインコーナーを新幹線開業後は毎日設置しているということです。
そこで味わえるのがお店の鮮魚をつかった焼きたて、揚げたて商品です。なんと揚げたてのノドグロの唐揚げが300円というのだからとってもお得ですね!
市場の中には飲食店もあるのですが、お客が増えたので、鮮魚店がイートインを始めてもお客の取り合いにはなっていないようです。
そのほか「傘貸し出します」「写真お撮りします」「道案内します」「おススメのスポット教えます」「お荷物お預かりします」「ENGLISH OK」といった6種類の「おもてなしシール」というものを店頭に貼って観光客の力添えになっているそうです。
これは金沢の中心商店街の片町・香林坊・武蔵の3地区で展開しており、近江町市場では46店で実施しているそうです。
「傘貸し出します」のシールを貼った鮨源平では「金沢は雨が多いところなので……」と女将さんがおっしゃっており、「写真お撮りします」のシールを貼った酒の大沢では「シャッターを押すだけですが、旅の思い出の作りのお手伝いができれば」と店主が言っていました。
北陸新幹線開業以降、観光客が増えた金沢の観光地ですが、こうした気配りが観光客の「また金沢に来たい」に繋がっていくと良いですね。(ライター:ファンキー金沢)