(Jタウンネットより)
[OH!バンデス – ミヤギテレビ] 2015年4月17日放送の「八木山図鑑 ZooKAN」のコーナーで、変わったクセがあるビーバーを紹介していました。
その仕草には大事な役割が…!
2007年に釧路市動物園で誕生し、現在八木山動物園の人気者になっている、アメリカビーバーの「アッコ」ちゃん。
北アメリカに生息する種類のビーバーとのことですが、ビーバーと言えば、木を囲んでダムを作る習性。一生懸命に枝を運ぶ姿が愛らしいですが、アッコちゃんにはもうひとつ変わったクセが…。
それは、しっぽを前に出してかがみ、お腹を両手で掻く動作。
お腹がかゆいのかな?と思われるこの動作ですが、実は掻いているのではなく、ビーバーの両足の間にある腺から出る脂を手に付け、体のあちこちに塗る仕草なんだとか。手にたくさん脂がつくと、鼻や頭などにぬりぬり。こうすることで、水に入った時、脂が膜になって水を弾き、体が冷えないようにしているのだそうです。水に入る前の、防水加工の作業なんですね。
このお腹を掻いているような動作は、わりと頻繁にやっているとのことですので、ビーバーの所へ行ったらしばらく待ってみるといいかもしれません。意味を知っていて見ると、かわいらしさが倍増すること間違いなしですね。(ライター:Makikinha)