若者が担う、未来の石川県農業

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(Jタウンネットより)
Agriculture

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月26日放送の「旬ネタ@市場」のコーナーで河北潟干拓地で生産される野菜について紹介していました。

河北潟干拓地は金沢の北部にある潟のそばの広大な耕作地で、ここで農業を行っているのは若い人が多く、美味しい食材を安定供給する新たな市場としても注目を受けるところです。

広大な河北潟干拓地で最も多く栽培されているのが加賀野菜の一つの「加賀れんこん」です。

雨が多く粘土質の土壌で育つため、モチモチとした食感が楽しめ、地元のみならず県外からも人気が出てきています。

サイズや表面の傷など1本1本、人の手でチェックを行い15等級に格付けされ箱詰めされているということです。

想像できますか?あまーいホウレンソウって!

河北潟で農業を行っている中谷悠輝さんは本格的な農業を始めて2年目の若手です。

中谷さんのところで作っているのは、縮みホウレンソウというもので、冬限定で出回る栄養価も高い甘いホウレンソウだそうです。

ホウレンソウは苦いというイメージがありますが、縮みホウレンソウは寒さに当てることで甘くなるということです。

そして加賀野菜の一つ「二塚からしな」の仲間の「わさび菜」というものも作っており、わさびに似たピリリとした辛味とツンと鼻を突く香りが楽しめ、鍋物や炒め物、パスタにも合うという万能な葉物野菜だそうです。

特徴的な野菜を作る中谷さんは「個人生産者なので全国に産地があるものでは勝負できない。小さい農家は特徴のあるものを作っていかないといけないと」とおっしゃっていました。

不可能を可能に!日照時間の短い石川でイチゴ作り!?

去年から河北潟干拓地で農業を始めたという滝本正人さん。滝本さんが生産しているのは「紅ほっぺ」というイチゴです。

滝本さんは2つの思いからイチゴ作りを始めました。1つ目は土地が肥えているので、良いイチゴが育つと思ったこと。そして2つ目は県外産のものが多い中、地元産のイチゴを売りたいという気持ちが芽生えたからだそうです。

北陸はイチゴ栽培に不可欠な日照時間が短いので色づきが遅かったり、収穫量が他県に比べて少ないということ。しかし手間をかけさえすれば、しっかり味の乗った美味しいものができるそうです。

去年は形が悪く出荷できないものも多かったということですが、今年はそういうものが減り、大玉のものが多く、着実に良いものが出荷出来てきているということです。

そして、県外産がスーパーに並ぶのはゴールデンウイークあけ頃までですが、滝本さんの「紅ほっぺ」は5月末ごろまで出荷の予定ということで、長い期間イチゴを楽しむことができるのです。

若者たちによって農業の新しい試みを行われていることで、これからの石川の農業に楽しみが持てますね。(ライター:ファンキー金沢)

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