(Jタウンネットより)
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月30日放送の「旅のおまけマップ」のコーナーで有名建築家が手がけた建物について紹介していました。この建物にはなんと、「折り鶴」型の照明があるんだとか……。
新幹線開業によってJR金沢駅の周辺はもちろん賑わっていますが、手荷物を駅やホテルに預けて歩いて観光する人も多くみられるようです。
今回の寄り道ポイントは、金沢の中心部・香林坊から歩いて約10分のところにある「金沢市西町教育研修館」は1952年に「石川県繊維会館」として建てられたものなのです。
天井から吊り下げられるいるのは折り鶴の形をした照明!?
この金沢市西町教育研修館を設計したのは、東京の帝国劇場を設計したことでも有名な金沢出身の谷口吉郎さんです。
素人目に見るとなんとも普通な建物なのですが、2階と3階の水平になっている窓や、2階部分が張り出した構成など、建築当時はかなり斬新な作りだったそうです。
中に入りますと、エントランスホールなのですが、ここになんと折り鶴の形をした照明が吊り下げられています。
鶴の羽の部分に蛍光灯が取り付けられユニークなアイデアでインパクトを与えています。訪問者の中には、その姿をツイッターに投稿する人も。
西町教育研修館
設計:谷口吉郎
折り鶴の照明!蛍光灯が羽根についてる http://t.co/pusyQaIwqX
– KIN (kin69kumi) 2014, 8月 11
2001年の改修で建築当時の姿を忠実に復元したということで、エントランスをタイルカーペットから六角形の形をした鉄平石の床に変え、天井には「石膏プラスター塗りの竿付き天井」と聞きなれない言葉の造りにしたということです。
現在は金沢大学のサテライトプラザとして公開講座なども行われたりしているのですが、一般の方も自由に出入りできます。
建築雑誌に取り上げられたということで訪れる人が少しずつ増えてきているということです。
金沢西町教育研修館は火曜日を除いて開館しています。金沢観光の際にはちょっと変わったデザインの建物を見に足を伸ばしてみませんか?(ライター:ファンキー金沢)