(Jタウンネットより)
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2015年3月31日放送で、東海地方で多発している盗難について紹介していました。
盗まれたものとは?
東海三県でここ数年、身近にある金属製品が盗まれる被害が、相次いでいるそうです。
去年4月には豊田市で、鉄製の側溝のふたが13枚盗まれました。
さらに5月には岐阜県大垣市の、東海環状自動車道の工事現場に取り付けられていた、真鍮製の表示板が盗まれました。
側溝のふたなどについては、今までもテレビや新聞で見たことがあったのですが……
今年3月に三重県津市で盗まれたものは、なんと避雷針でした。
高さ15mある防犯無線のさらに上にあった避雷針ですが、2mほどの高さには足場があり脚立などを使用すれば昇ることも可能のようです。
盗まれた避雷針は銅製で長さ2.3m、重さは約8kgほどだそうで、津市内の486か所のうち11か所で盗まれていることがわかりました。
目的は換金か?
被害金額はおよそ80万円だそうですが、業者に持ち込んだ場合の買い取り価格はいくらくらいなのでしょうか?
津市で金属リサイクルショップを経営する、秋葉幸伸さんにお話しを伺いました。
秋葉さんによれば1kgあたり、銅は約600円・鉄は約25円・真鍮は約330円ほどで、銅が一番高価であることがわかります。
避雷針が業者に持ち込まれることに関しては、大量に持ち込まれたりしない限り、盗品かどうかを判断するのは難しいようです。
1本や2本ならば解体業者さんや、個人でも古いものは取り替えたりした際に持ち込まれることがたまにあるそうです。
今後、津市では取り外し困難なボルトに交換するなどして、盗難を防ぐことを検討するとのこと。
過去には消防ホースの筒先やプールの吸水口のふた、墓地のろうそく立てなども盗まれており、屋外の金属製品の保管には十分気を付けてください。(ライター:神谷祐美)