(Jタウンネットより)
[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年4月2日放送で、「高野山開創1200年の記念大法会」について取り上げていました。
午前6時に大法会の成功を祈願する「御幣納め」が行われ幕を開けると、僧侶らが鐘の鳴る中、中門、金堂へと集まります。横綱の白鵬と日馬富士が地固めの四股を踏み、豪快な土俵入りで華を添えると、1200年目にして初めての出来事が。
それは、御本尊の「薬師如来像」の公開です。秘密のベールに包まれていた高野山の真髄を見ることができるのです。
今注目される世界遺産・高野山
世界遺産の高野山は、平安時代に唐に渡って密教を学んだ空海が816年に開創しました。高野山真言宗の総本山、金剛峰寺を中心に多くの寺が点在しています。
金剛峰寺の広報担当の方によると、「これまで高野山のことをよく知らなかった人にも知っていただきたい、来ていただきたいという周知活動を兼ねて、御本尊の公開を行った」そうです。ちなみにこの御本尊は1200年前に作られたものではなく、火事で全焼した金堂が1934年に再建されたときに、高村光雲が作ったものとのこと。
高野山開創1200年の記念大法会は5月21日まで行われます。なんと5月の12日から17日には、大塔という建物にプロジェクションマッピングも行われるということ。いましか見れない高野山がたくさんありますね!
ちなみに最近の高野山には外国人観光客も多く訪れることもあり、町が補助金を出してWiFiの整備にも力を入れているそうで、撮った写真をすぐにSNSにアップして情報を拡散してもらうことでさらに観光客が増えるという好循環なのだそうです。(ライター:ツカダ)