(Jタウンネットより)
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月13日放送の「五木寛之の新金沢小景」のコーナーでJR金沢駅近くにひっそり佇む神社について紹介していました。
農村に駅が誕生し、開発が進み新幹線が通る。そんな目まぐるしい変遷を見つめてきた神社がありました。金沢駅西口にひっそりと建つ平岡野神社です。1200年以上の歴史を持つこの平岡野神社は、近年目まぐるしく変わる街の変遷を見つめてきました。
昭和の中ごろまで、レンコンを作っている蓮池が金沢駅の近くにいっぱいあったらしのですが、金沢駅の周辺の風景は一変して、今は昔を想像させる様子はありません。
金沢駅を見つめ、旅の安全を祈願する歴史深い神社
金沢駅が開業した明治期。駅の西側の地区には車両所が作られ、国鉄や駅関連の施設が建ちました。
金沢駅東側に隣接し、現在石川県立音楽堂が建っているあたりには、かつて新世界と呼ばれた繁華街があったそうです。
武蔵が辻から金石に向かう通称金石街道がJR北陸線と重なる場所には昭和の名物・中橋陸橋があり、多くの車が行き交いました。
新幹線時代を迎えた今、金沢駅周辺の景色はすっかり変わってしまったんですね。
そんな中、時代の波にも揉まれずにまったく変わらなかった平岡野神社。
作家の五木寛之さんは「平岡野神社は『昔、このあたりはこんな風だったんだろうな』っていうことを想像させる、そういう一つのきっかけになる」と仰っていました。
かつての駅裏のノンビリとした風景を思い出させる平岡野神社。今では旅の安全を祈る旅行客も多く訪れるようになっているということです。(ライター:ファンキー金沢)