増尾浦海岸をピンク色に染める、かわいらしいサクラガイの季節

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(Jタウンネットより)

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月17日放送の「能登のきらめき」のコーナーで能登の海岸をピンク色に染めるサクラガイについて紹介していました。

画像はイメージです(けんたま/KENTAMAさん撮影、Flickrより)

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透明感のある淡いピンク色のサクラガイ。大きさはわずか2センチほどで遠浅の綺麗な海岸の生息するといわれる二枚貝です。

およそ4キロの砂浜が続く志賀町の増穂浦海岸。1月から3月にかけて穏やかな風が吹くころ、サクラガイをはじめとする色とりどりの小さな貝が渚に打ち寄せられます。

600種類ものの美しい小貝が打ち寄せる海岸として、和歌山県の和歌浦、神奈川県の由比ヶ浜と並んで日本の小貝三大名所に数えられる増穂浦海岸。

ひときわ美しいサクラガイを目当てに地元はもとより、県外からも貝拾いを楽しむ人が訪れています。

サクラガイの工芸品で幸せを運ぶ親子

サクラガイに魅了された濱口初美さん。子供のころに患った病気で入院している時に、増穂浦海岸を散歩して、たくさんの貝があることにすばらしく思い、天気の良い日はこの海岸で貝拾いを楽しむようになりました。

サクラガイの素朴な美しさに癒された濱口さん。40年の月日が経ち、自分を支えてきてくれたサクラガイへの感謝の気持ちを込めて、海岸に打ち寄せられる貝殻で工芸品を作っています。

これまでに県知事賞など数々の賞を受賞したそうです。

濱口さんの娘の智紀さんもずっと母の作業を見て育ち、いまは貝細工教室を開いているということです。

平安の時代の詩歌にも詠まれ、昔からその美しさに多くの人が心を奪われてきたサクラガイ。

美しい淡いピンク色の光沢を放つことから「幸せを呼ぶ貝」として親しまれています。

海はサクラガイを運び、濱口さん親子の作品は人に幸せを運ぶのです。

自然からの贈り物に新たな命を吹き込む濱口さんの活動は、これからさらにふるさとの魅力を広めていくことでしょう。(ライター:ファンキー金沢)

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