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新社会人の物件探し、準備期間の正解を不動産店スタッフがズバリ教えます

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新社会人のイラスト

来年の4月から社会に出る新社会人の皆さんは、今頃新生活の準備中でしょうか。なかには遠方で働くことになり、現在住まい探し中の人もいるかと思います。住まい探しといえば、不動産店スタッフの出番です! 物件探しのプロに、ひとり暮らしを控えた新社会人へのアドバイスを、アンケートで聞いてみました!

まずは、物件探しを始めるタイミングについてです。

Q.「4月から新社会人!そして初めての一人暮らし!」という人は何日くらい前から物件を探し始めるのがおすすめですか?

順位 日数 得票率
1位 60日前 233
2位 30日前 165
3位 90日前 83
4位 45日前 49
5位 40日前 36

もっとも多かった回答は60日前、2月頃ですね。その理由とは?

1,2月の申込でも4月からの家賃発生を交渉出来る物件が増えてきている。あまり早すぎても他にいいのがあるのではと思い、結局ぎりぎりまで決められない人も多いので、2月頃から探すのが丁度よいと思う。

1か月前だと今住んでいるところも退去手続きが必要なので、2か月前くらいだと安心できる。

2月中旬から3月は込み合うので2月頭ぐらいに探すのがベスト

新生活の1ヶ月前くらいから住み始めた方がいいと思うため。ゆとりをもって探した方が良い物件に出会えるでしょう。

30日前だとかなり忙しくなってしまうので、60日前くらいがちょうどいいという意見がほとんどでした。もし費用面で余裕があれば、仕事が始まる前に住まいに慣れる期間があるとより良いですね。

2位は30日前、3月頃という意見です。

あまり前から探しはじめ何日もわたって物件をみたりすると初めにみた物件がなくなってしまうこともあり振り出しになってしまう。また物件を決めるまで時間が少ないほうが即日決まり労力も軽減できる。

前家賃制度が主流のため、4月入社以前に早めに借りてしまうと家賃負担が2月分になってしまう。事前にリサーチして目星をつけても、実際に探すときには入居済のケースも多く、時間は短いが短期集中がよい

こちらは逆に検討期間が長いと、だらだらと決められなくなってしまうので、あえて「追い込む」という意見。優柔不断の方などに良いかもしれません。また、キープしている間の家賃を2カ月分払うのを避けるため、という意見もありました。そのあたりは、1位の理由にもあったように、物件によっては交渉できるようなので不動産店に相談してみましょう。

3位は90日前、1月頃

年明けから物件情報はかなり増えるので、多少早めに契約してでも条件に合う物件で契約する方が、長い目で見たときは絶対に満足度が高いから。(ギリギリになってからだと妥協する項目が増えてでも契約するしかないから)

まだ人の動きがない時期のほうが、物件の詳しい情報をゆっくり不動産会社聞くことができる。色々な物件を見ることによって、勉強ができる。失敗しない。

初めての一人暮らしの場合は、余裕を持って物件を探した方がいい、というアドバイス。確かに、誰でも初めての時はわからないことだらけです。さらに新社会人として初めての仕事も始まりますから、時間をかけて勉強しながらじっくり選んで、仕事に支障が出ない、満足できる住環境にしましょう!

「何日くらい前から物件を探し始めるのがいいか」、平均回答は54.4日でした。不動産店スタッフのアドバイスを元に、自分に合った期間を選んでくださいね。

そしてさらに、不動産店スタッフから新社会人へ贈る物件探しのアドバイスもご紹介します。住まい探しのプロとして、人生の先輩として、ぜひ参考にしてください。

Q.「4月から新社会人!そして初めての一人暮らし!」という人に向けて、物件探しのアドバイスをお願いします。

100%満足する物件に会い当たる確率は低い。希望物件に優先順位をつけて、1番に高い点数を振り分ける。自分の場合は、まず「心安らかに休める部屋」に60点を。

アパートやマンションのゴミ置場を見ればどんな管理か、またはどんな住民が住んでいるか分かると思います。ゴミ出しルールも守られていないアパートやマンションは避けるべき。トラブルを起こす人が住んでる可能性が高いと思います。

あまりコンビニや飲食店が近くですとお金がたまりません。程よい距離感が大切です。また、日当りの悪い物件もNG、できるだけ日当りの良い風通しの良い物件を。

入社した会社と自宅は30〜60分以上は離れたほうがいい。色々なことを整理しながら通勤できる。住宅地内の物件をお勧め(初めての土地なら特に)。オーナー様又は管理会社が近くにあること。築年数にはこだわらず、自分なりの居住空間を保てること。賃料を背伸びしないこと。

入社してから3ヶ月以内に再度引越しを考える方が多いという、自社のデータから推測しての回答となるが、住み慣れた街か、通勤時間40分以内の場所を中心に出来るだけ、乗り継ぎ無しの場所が良い。更に、①予算内②場所③その街の環境(治安)④室内の雰囲気(陽当り、風通し)⑤設備(条件、バストイレ別など)⑥間取り(広さ、形)お客様の状況にもよるがこの状況(①~⑥)の優先順位で探すと、再度引越しをすることはない

新社会人の皆さん、新生活に不安や心配もあるかと思いますが、自分の家が心安まる場所になれば、働く意欲も湧くというもの。ぜひこれらの意見を参考に、満足できる住まいを探して、お仕事もがんばってくださいね。

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国のアットホーム加盟・利用不動産店約51,000店のうち 607店
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2014年9月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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