街のコト

ドバイのマンション事情/ドバイ(アラブ首長国連邦)

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(ライター:平井 あかね)

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ドバイ郊外のマンション郡。フィットネスルームやプールも完備されている

ドバイという街は約90%が外国人という土地柄で、多くの外国人はマンションで暮らしている。ドバイのマンションは2ベッドルームで平均約110㎡程。フィットネスルームやプールなどの設備を備えている。最近では、子どもたちが遊べるスペース「キッズルーム」が用意されたマンションも出てきているが、これには理由がある。夏の平均温度が45度以上となるこの街では、子どもたちが外で遊ぶことは、熱射病や日射病を引き起こす原因となるため、室内で遊ばせることが良しとされているからだ。

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共用施設が充実しているため、郊外のマンションの人気が高まっている

ドバイでは、法律でマンションは1年契約と決められていることから、1年分の賃料をまとめて支払わなければならない。しかし、反対に支払いさえきちんと済んでしまえば、多くのすばらしい設備を無料で楽しむことができる。 現在の家賃は徐々に上昇傾向にあるため、街から離れた砂漠の中のマンション群に暮らす人も多くなっている。

砂漠内の住宅地に暮らすのは遠くて不便という意見が多いため、郊外に行けば行くほど、マンションの設備は充実し、人々が暮らしたくなるようにつくられている。そのため、最近ではドバイに暮らすヨーロピアンの間で、郊外に暮らすのがブームになりつつあるようだ。郊外のマンション群にはコミュニティースペースと呼ばれる場所が多く存在し、テニスコートやバスケットコート、フィットネスクラブ、子ども用公園からホテル並みの大きさのプールまで完備されている。ドバイの住宅は日に日に進化しているようで、見ているだけでも楽しくなってくる。

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平井 あかね(ひらい・あかね)
東京都生まれ。アメリカ・オレゴン州に留学後、単身ドバイへ。2006年からはサービス業に勤務しながら企業会社設立サポートに携わる。現在、UAEの財閥会社、アルグレア「イサ・アルグレア・インベストメント」にて日本企業の中東進出のサポートや投資・パートナーとなるための事業パートナー業務を行う。

 

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