「石川」

記事一覧

ユーミンと金沢と五木寛之

ユーミンと金沢と五木寛之

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月10日放送の「五木寛之の新金沢小景」のコーナーでユーミンが作った金沢の歌について紹介していました。金沢好きを公言しているユーミンこと松任谷由美さん。若いころに金沢の桜の風景を綴っていました。「見知らぬ町を ひとり歩いたら 風は空から 花びら散らす」春の浅野川をモチーフにした曲・花紀行(昭和50年)の歌いだしです。浅野川(cinafloxさん撮影、Flickrより)街は歌によって時空を越え、人々の記憶に刻まれるこの曲を聞いた作家の五木寛之さんは「浅野川沿いの桜の散っていく風景の中を歩いていく若い旅人の姿が彷彿として浮かんでくる詩」と言い、「何かひっとりと時代の影を残し、名残りの桜という感じがする」と感想を述べています。今年3月、石川の観光ブランドプロデューサーに就任した松任谷由美さん。10代のころから思いを寄せていたという金沢の風景を40年前に歌にしていたのです。五木さんは「街は、その街について書かれた物語や歌によって新しい命をよみがえらせることができる」と言っています。ユーミンのこの歌が金沢にあるということで、金沢は、ある意味で人々の記憶の中に長く残るそういう街としてよみがえることができるのではないでしょうか。ユーミンが目にした浅野川の桜は、今年も様々な人間模様を写しだしています。(ライター:ファンキー金沢)

魯山人が愛した加賀・山代温泉

魯山人が愛した加賀・山代温泉

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月15日放送の「おで活」のコーナーで山代温泉の観光スポットについて紹介していました。1300年の歴史を持つ山代温泉は文化人に愛されたいで湯の街としても知られています。20世紀日本を代表する芸術家であり美食家として知られている北大路魯山人。魯山人が山代温泉滞在中に身を寄せていたのが吉野家旅館の別荘。山城温泉の魯山人寓居(Jun Seitaさん撮影、Flickrより)その別荘は今も当時のまま残され、「魯山人寓居跡いろは草庵」という展示館になっており、魯山人の作品を展示されています。わずか8か月の滞在の中で初めて焼き物に絵付けをしたと言われており、山代に来ていなかったら魯山人の焼き物は生まれていなかったかもしれません。人気ランチは温泉街でしか食べられない温野菜山代温泉で人気なのが「ギャラリー&ビストロべんがらや」のランチです。伝統工芸と現代のエッセンスをテーマにしたユニークな芸術品が並ぶギャラリーが併設されているので、ゆっくりくつろげるお店です。人気のランチは、1日10食限定の源泉温野菜のおひつ膳(1630円)です。地物の野菜を源泉で蒸した温野菜を紫蘇もろみ・青ネギ味噌といった2種類の味噌をお好みでつけて頂くそうです。じっくりと源泉の湯気で蒸された野菜は甘さがすごく増し素材のうまさが最大限に引き出されているということです。ごはんはおひつに入っており、温泉卵を乗せて食べるも良し、温野菜を乗せてお茶漬けにしても美味しいとのこと。山代温泉に来たからにはぜひ「古総湯」に入ってはいかがでしょうか。「古総湯」は明治時代の総湯を復元した共同浴場です。カランやシャワーはなく、温泉につかって楽しむだけの入浴方法も再現されています。窓ガラスは当時流行だったステンドグラスになっており、色鮮やかな光が湯船に映し出されます。2階には休憩所があり、山代温泉の町並みを眺めながら涼むこともできるということです。芸術と人気のグルメと温泉で、心と身体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。(ライター:ファンキー金沢)

金沢の花街・ひがし茶屋街に残る、七体の地蔵に伝わる秘話

金沢の花街・ひがし茶屋街に残る、七体の地蔵に伝わる秘話

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月6日放送の「旅のおまけマップ」のコーナーでひがし茶屋街のそばにある寿経寺について紹介していました。ひがし茶屋街(ajariさん撮影、Flickrより)北陸新幹線開業後、休日にもなると石畳が見えないくらい大勢の観光客でにぎわいをみせるひがし茶屋街は江戸時代、金沢随一の花街でした。今回の寄り道ポイントは、ひがし茶屋街のそばにある「寿経寺」です。ひっそりと佇んでいる寿経寺は浄土宗のお寺で、代々尼さんによって守られてきたそうです。庶民のいのちを救ったのは7人の有志の決断通りに面したところには7体のお地蔵と石碑があり、7人の名前が彫られています。この7人は江戸時代、お殿様に「お米をくれ」と訴えて処刑されてしまった人たちなんだそうです。今から約150年前、飢饉が起こり、お米の値段が跳ね上がったことで、庶民は食べることができず、ひもじい思いをしていました。追い詰められた人たちは意を決して、当時立ち入り禁止だった卯辰山に登り、約1.7キロ先の金沢城に向かって「米くれまいやー」と叫んだそうです。悲痛な叫びは13代藩主・前田斉泰の耳にも届いたようです。翌日さっそく藩の米蔵からお救い米が出され、人々は救われました。庶民を救った功労者たちへの思いを地蔵に...お米はもらえたものの、お上への直訴は御法度でした。首謀者の7人は捕らえられ処刑されてしまったということです。寿経寺の石碑には7人の名前が刻まれ、7体のお地蔵が祀られているのです。よくみると7体の顔のつくりが違い、稲を抱くような姿から、犠牲になった7人への賞賛と感謝の気持ちが伝わってきます。ひがし茶屋街のメーンストリートは多くの観光客で賑わいをみせていますが、少し離れた寿経寺のあたりは落ち着いた雰囲気を残しています。華やかさの傍らにある悲しい歴史を伝える一面を感じながら散策してみるのはいかがでしょうか。(ライター:ファンキー金沢)

かわいい! 縁起物人形をかたどった「加賀八幡起上もなか」

かわいい! 縁起物人形をかたどった「加賀八幡起上もなか」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月1日放送の「ミヤゲ屋」のコーナーで金沢を代表する縁起物のもなかについて紹介していました。石川には良いおみやげ物が多すぎて選ぶのに迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。ミヤゲ屋のコーナーでオススメのお土産を紹介していました。      公式サイト  「加賀八幡起上もなか」は金沢うら田の商品で、郷土人形の「加賀八幡起き上がり」をかたどったもなか菓子です。加賀八幡起き上がりは縁起のいい人形で、昔、八幡様のお生まれの時、真紅の綿でつつんだという産着姿にまねて作り与え、育成と多幸とを祈ったのが始まりといわれています。タンスにしまっておけば衣装が増え、婚礼に夫婦の門出を祝って送ったり、あと「起き上がり」という縁起の良い言葉にちなんで新年や節句の進物に、病気、厄除けなどお見舞いにも使われているんです。商品は7個入りから30個入りまでの5種類があるのですが、7個入りのものには本物の「加賀八幡起き上がり人形」が入っているのです。(7個・人形入り1534円)これをもらったらテンション上がりますね!見た目だけじゃなく中身の餡も絶品!この起き上がりを形どったもなかは、かわいいお顔でどこから食べるか迷ってしまいますね。中に詰まった餡は北海道産の小豆をしっとりとした程よい甘さに炊いており、香ばしいもなかと相性が抜群だそうです。加賀八幡起上もなかには限定品があり、新幹線開業記念として金色に輝く限定パッケージのものもあります。(7個入り1016円)ゴージャスで金沢らしいですね。人形入りのものは金沢百番街アントでのみ、新幹線開業記念のゴールドのものは、金沢うら田各店をはじめ、香林坊大和や金沢百番街アントなどで購入できます。金沢に息づく菓子文化の伝統を継承しながらも、新しいアイデアが詰まっていて、贈る方も楽しめるお菓子ですね。(ライター:ファンキー金沢)

兼六園以上の人出増! 金沢市民の台所「近江町市場」

兼六園以上の人出増! 金沢市民の台所「近江町市場」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月2日放送の「気になる現場」のコーナーで観光客が増えた近江町市場について紹介していました。180以上のお店が並ぶ近江町市場は「金沢市民の台所」であり、代表的な観光地です。      近江町市場(R2d2kiさん撮影、Wikimedia Commonsより)  兼六園や茶屋街といった観光スポットは、JR金沢駅からバスやタクシーを使って行くことが多いのですが、近江町市場は金沢駅から距離にして1.3キロほどのところにあるので歩いていける最寄の観光名所になっています。新幹線開業後、兼六園の人出は1.4倍になっているといわれる中、近江町市場は、およそ1.7倍となっているのです。これが新幹線時代のお・も・て・な・し観光客が増えた近江町市場ではそれぞれのお店が知恵を絞ってもてなす工夫を行っています。鮮魚を扱う大口水産では、これまで日曜日にしか設置していなかったイートインコーナーを新幹線開業後は毎日設置しているということです。そこで味わえるのがお店の鮮魚をつかった焼きたて、揚げたて商品です。なんと揚げたてのノドグロの唐揚げが300円というのだからとってもお得ですね!市場の中には飲食店もあるのですが、お客が増えたので、鮮魚店がイートインを始めてもお客の取り合いにはなっていないようです。そのほか「傘貸し出します」「写真お撮りします」「道案内します」「おススメのスポット教えます」「お荷物お預かりします」「ENGLISH OK」といった6種類の「おもてなしシール」というものを店頭に貼って観光客の力添えになっているそうです。これは金沢の中心商店街の片町・香林坊・武蔵の3地区で展開しており、近江町市場では46店で実施しているそうです。「傘貸し出します」のシールを貼った鮨源平では「金沢は雨が多いところなので......」と女将さんがおっしゃっており、「写真お撮りします」のシールを貼った酒の大沢では「シャッターを押すだけですが、旅の思い出の作りのお手伝いができれば」と店主が言っていました。北陸新幹線開業以降、観光客が増えた金沢の観光地ですが、こうした気配りが観光客の「また金沢に来たい」に繋がっていくと良いですね。(ライター:ファンキー金沢)

県内初の自動改札機は「金沢の未来」の象徴か

県内初の自動改札機は「金沢の未来」の象徴か

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月3日放送の「五木寛之の新金沢小景」のコーナーで新幹線の自動改札口について紹介していました。北陸新幹線の開業でこれまで金沢駅になかった自動改札機が導入されました。これまでJRの自動改札機がなかったのは全国で8つの県だそうです。今回設置されたのは、首都圏で導入されている携帯電話でも通れる機械です。作家の五木寛之さんは「金沢もずいぶん長く自動改札機というものが入らずに人の手による改札が続いていた駅なんですけど、今度は北陸新幹線の開業で自動改札機が導入されるようになり、金沢の未来というものを象徴するような感じがします」と今回の自動改札機の導入を金沢の未来の訪れと捉えているようです。そしていままだ残る花形の職場としての改札その北陸新幹線の改札の横に残るもう一つの改札口があります。北陸線とIR石川鉄道に引き継がれたこれまでと同じ有人改札です。その昔、改札は数年経験を積まないと立たせてもらえなかったという花形の職場だったそうです。新幹線開業後にも昔と同じように駅員が立つ金沢の改札口が残っているのです。金沢駅(Greg Palmerさん撮影、Flickrより)北陸新幹線開業を果たした金沢について「北の都としての古い金沢と、日々新しく生まれ変わっていく近代的な金沢」と「2つの金沢の存在」を五木さんは仰り、その象徴が2つの改札の入り口にあると語っていました。電車を降りて改札口から漂う金沢独特の雰囲気。北陸新幹線がつれてきたのは春だけではありませんね。(ライター:ファンキー金沢)

YS-11操縦体験も...飛行機ファンには嬉しい、小松空港そばの「航空プラザ」

YS-11操縦体験も…飛行機ファンには嬉しい、小松空港そばの「航空プラザ」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月1日放送の「おで活」のコーナーで5か月ぶりのリニューアルをした航空プラザについて紹介していました。      航空プラザ(Lombrosoさん撮影、Wikimedia Commmonsより)  小松市にある航空プラザは約5か月もリニューアルのために一部閉鎖しており、今回のリニューアルでかなりパワーアップしたそうです。空飛ぶ飛行機は男のロマンということで、飛行機のまつわる実験教室では重たい飛行機が空に浮かぶ仕組みについて分かりやすく教えてくれます。長年戦闘機のパイロットをしてきた館長が講師を務め、紙飛行機を作ったり、工作や実験を通して親子で楽しめる飛行講座を行っています。リアルなフライトシミュレーターでパイロット気分を満喫!!航空プラザの目玉は、YS-11という日本で作られた旅客機の操縦席がそのまま再現されたシミュレーターです。YS-11(woinaryさん撮影、Flickrより)実際の航空会社で訓練用として使われていたものだそうです。リアルな映像と音で本物により近い飛行体験ができ、車輪を上げたり、小さな翼を動かしたりとその手順も忠実に再現されています。そのほか、「空のお仕事適正テスト」という診断機があり、4つの質問に答えるだけで「パイロット」や「グラウンドハンドリングスタッフ」、「空港税関職員」など、空港の仕事の適正を診断してくれます。5か月の沈黙を破ってリニューアルオープンした航空プラザは小松空港の向かいにあります。大人も子供も楽しめるお出かけにぴったりの場所ですね。(ライター:ファンキー金沢)

若者が担う、未来の石川県農業

若者が担う、未来の石川県農業

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月26日放送の「旬ネタ@市場」のコーナーで河北潟干拓地で生産される野菜について紹介していました。河北潟干拓地は金沢の北部にある潟のそばの広大な耕作地で、ここで農業を行っているのは若い人が多く、美味しい食材を安定供給する新たな市場としても注目を受けるところです。広大な河北潟干拓地で最も多く栽培されているのが加賀野菜の一つの「加賀れんこん」です。雨が多く粘土質の土壌で育つため、モチモチとした食感が楽しめ、地元のみならず県外からも人気が出てきています。サイズや表面の傷など1本1本、人の手でチェックを行い15等級に格付けされ箱詰めされているということです。想像できますか?あまーいホウレンソウって!河北潟で農業を行っている中谷悠輝さんは本格的な農業を始めて2年目の若手です。中谷さんのところで作っているのは、縮みホウレンソウというもので、冬限定で出回る栄養価も高い甘いホウレンソウだそうです。ホウレンソウは苦いというイメージがありますが、縮みホウレンソウは寒さに当てることで甘くなるということです。そして加賀野菜の一つ「二塚からしな」の仲間の「わさび菜」というものも作っており、わさびに似たピリリとした辛味とツンと鼻を突く香りが楽しめ、鍋物や炒め物、パスタにも合うという万能な葉物野菜だそうです。特徴的な野菜を作る中谷さんは「個人生産者なので全国に産地があるものでは勝負できない。小さい農家は特徴のあるものを作っていかないといけないと」とおっしゃっていました。不可能を可能に!日照時間の短い石川でイチゴ作り!?去年から河北潟干拓地で農業を始めたという滝本正人さん。滝本さんが生産しているのは「紅ほっぺ」というイチゴです。滝本さんは2つの思いからイチゴ作りを始めました。1つ目は土地が肥えているので、良いイチゴが育つと思ったこと。そして2つ目は県外産のものが多い中、地元産のイチゴを売りたいという気持ちが芽生えたからだそうです。北陸はイチゴ栽培に不可欠な日照時間が短いので色づきが遅かったり、収穫量が他県に比べて少ないということ。しかし手間をかけさえすれば、しっかり味の乗った美味しいものができるそうです。去年は形が悪く出荷できないものも多かったということですが、今年はそういうものが減り、大玉のものが多く、着実に良いものが出荷出来てきているということです。そして、県外産がスーパーに並ぶのはゴールデンウイークあけ頃までですが、滝本さんの「紅ほっぺ」は5月末ごろまで出荷の予定ということで、長い期間イチゴを楽しむことができるのです。若者たちによって農業の新しい試みを行われていることで、これからの石川の農業に楽しみが持てますね。(ライター:ファンキー金沢)

今が買い頃! おいしいメバル(ヤナギバチメ)の見分け方

今が買い頃! おいしいメバル(ヤナギバチメ)の見分け方

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年4月2日放送の「旬ネタ@市場」のコーナーで春を告げる魚「メバル」について紹介していました。      メバルの煮付け(663highlandさん撮影、Wikimedia Commmonsより)  石川では「ヤナギバチメ」と呼ばれるメバルは、高たんぱくで低カロリーで、高血圧を予防するカリウムや骨の強化に働くリンが豊富に含まれています。味にクセが無いので煮付けにしたり、お刺身で食べたり、そして塩焼きにしたりとどんな調理で食べても美味しい魚なんです。3月の終わりくらいから漁獲量が増えて、安定して入荷されており、今が買いごろで食べごろだといいます。知っていると得する新鮮なメバルの見分け方市場で魚を仕入れる仲買人が見る新鮮なメバルのポイントは、ある方は、目と肌の色と艶を見るといい、またある方は、目の飛び出ているところやエラが鮮やかな赤色をしたものが良いともおっしゃっていました。スーパーに買い物に行ってメバルをみたときのポイントになりますから覚えておくといいですね。大きさによって調理法を変えてみるのも良いということで、大きい物はお刺身に、小さめの物は煮付けや塩焼きに適しているということです。口の中から春が広がるメバル。旬のこの時期に味わいたいものですね。 (ライター:ファンキー金沢)

かわいい! 金沢で見つけた「折り鶴」型のレトロ照明

かわいい! 金沢で見つけた「折り鶴」型のレトロ照明

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月30日放送の「旅のおまけマップ」のコーナーで有名建築家が手がけた建物について紹介していました。この建物にはなんと、「折り鶴」型の照明があるんだとか......。画像はイメージです(iyoupapaさん撮影、Flickrより)新幹線開業によってJR金沢駅の周辺はもちろん賑わっていますが、手荷物を駅やホテルに預けて歩いて観光する人も多くみられるようです。今回の寄り道ポイントは、金沢の中心部・香林坊から歩いて約10分のところにある「金沢市西町教育研修館」は1952年に「石川県繊維会館」として建てられたものなのです。天井から吊り下げられるいるのは折り鶴の形をした照明!?この金沢市西町教育研修館を設計したのは、東京の帝国劇場を設計したことでも有名な金沢出身の谷口吉郎さんです。素人目に見るとなんとも普通な建物なのですが、2階と3階の水平になっている窓や、2階部分が張り出した構成など、建築当時はかなり斬新な作りだったそうです。中に入りますと、エントランスホールなのですが、ここになんと折り鶴の形をした照明が吊り下げられています。鶴の羽の部分に蛍光灯が取り付けられユニークなアイデアでインパクトを与えています。訪問者の中には、その姿をツイッターに投稿する人も。西町教育研修館設計:谷口吉郎折り鶴の照明!蛍光灯が羽根についてる http://t.co/pusyQaIwqX- KIN (kin69kumi) 2014, 8月 112001年の改修で建築当時の姿を忠実に復元したということで、エントランスをタイルカーペットから六角形の形をした鉄平石の床に変え、天井には「石膏プラスター塗りの竿付き天井」と聞きなれない言葉の造りにしたということです。現在は金沢大学のサテライトプラザとして公開講座なども行われたりしているのですが、一般の方も自由に出入りできます。建築雑誌に取り上げられたということで訪れる人が少しずつ増えてきているということです。金沢西町教育研修館は火曜日を除いて開館しています。金沢観光の際にはちょっと変わったデザインの建物を見に足を伸ばしてみませんか?(ライター:ファンキー金沢)

えっ、いかめしにカレー!? 新時代の金沢みやげ「いかまんま」

えっ、いかめしにカレー!? 新時代の金沢みやげ「いかまんま」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月25日放送の「ミヤゲ屋」のコーナーでご当地グルメを使った新商品を紹介していました。      公式サイト  能登で揚がった新鮮なイカに濃厚なカレーを詰めた「金沢カレーいかまんま」(699円)は、白山市にある水産加工品を製造販売する「銭福屋」が作ったお土産にぴったりな新商品です。銭福屋のご主人がお子さんの食べ残したカレーをイカに詰めて自家製のタレで煮てみたら美味しかったという偶然からできた商品なんだそうです。いかめしとカレーという大好きな2つをいっぺんに楽しめるのがこの「金沢カレーいかまんま」ですね。イカの鮮度を保つ「船凍」ってなに?使用するイカは、能登の小木漁港で揚がったスルメイカを使っており鮮度は抜群なんです。というのは、小木港のイカは「船凍イカ」と呼ばれ、つまり揚がったばかりの活きたイカを船内で急速冷凍をしているのです。そんなイカの中に、お米・コシヒカリともち米を混ぜ、ふっくり感ともちもち感を出しているということなのです。カレーには金沢カレーの有名店「キッチン・ユキ」のカレーが使われているのです。香辛料の効いた辛いカレーではなく、濃厚でマイルドな味わい豊かなカレーに仕上がっています。それがイカにしみこんだ甘辛のタレに合うんだそうです。「いかまんま」には甘口と辛口の2種類があるんですが、辛口の方はチリソースを加えピリッとくる刺激的な辛さに仕上げてあるそうです。商品は真空パックになっていて、このまま10分ほどお湯で温めてもいいですし、輪切りにしてホットプレートなどでご飯が柔らかくなるまで両面を弱火で焼いて食べるのもいいそうです。「金沢カレーいかまんま」は白山市倉部にある「銭福屋」本店のほか、JR金沢駅くつろぎ館のAガイヤ、香林坊大和、キッチン・ユキ、小松空港などで買うことができます。ご当地グルメの金沢カレーを使ったいかめし、お土産にもぴったりですね。(ライター:ファンキー金沢)

5当地「住」- 家族全員での「靴」の合計は何足ですか?また、収納場所はどこ?

5当地「住」- 家族全員での「靴」の合計は何足ですか?また、収納場所はどこ?

日本各地の街ゆく人へのインタビューや取材を通して住まいと暮らしに関する、リアルな「声」や「姿」をご紹介するニッポンの5当地「住」。今回は「石川編」です。石川の人に「家族全員での「靴」の合計は何足ですか?また、収納場所はどこ?」と尋ねました。

街のコト
片山津温泉のサイクリングロードは桜の名所

片山津温泉のサイクリングロードは桜の名所

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年3月19日放送の「イイトコどり〜」のコーナーでこの春のオススメの桜スポットについて紹介していました。加賀市片山津温泉は白山を望める絶景スポットなのですが、ここに1キロにもおよぶ桜並木があるということです。      片山津温泉(Akimotoさん撮影、Wikipedia日本語版より)  片山津温泉の柴山潟の堤防沿いに植えられた101本の桜の木。その桜並木はサイクリングロードとして整備されたため、とにかくまっすぐな1本道になっています。20年ほど前から桜が植えられたこの1本道は、いまでは春の片山津温泉の桜の名所になっているんです。「花見の季節には桜吹雪の中を自転車を走られている人もいますよ」と言うのは、片山津温泉うきうきガイドの山口美幸さん。花びらが舞って、その向こうに白山が見えるという絶景がオススメということです。柴山潟の1周は7キロになっており、ウオーキングやサイクリングを楽しみながらお花見すると気持ちいいでしょうね。屋形船から見る白山と桜の景色はさらに絶景!片山津温泉うきうきガイドの山口美幸さんに柴山潟の屋形船で案内していただきました。潟の中へ進んでいくと、コハクチョウやカモといった冬の渡り鳥たちが休息しているところにめぐり合うこともあるそうです。「船からの景色は白山の残雪・柴山潟・ピンクの桜がまとめてみられるんです。これは絶景ですね」と山口さんは言っていました。取材したこの日は少しもやがかかっていて残雪の白山を見ることはできなかったようですが、天気の良いときはさぞかし美しいんでしょうね。潟の周りを歩いて桜を楽しんだり、屋形船で周遊し桜を楽しんだり、いろいろな楽しみ方のある柴山潟は今後注目の桜スポットになっていきそうですね。(ライター:ファンキー金沢)