家のコト

World Life Style~わたしの国の住まい事情~

築100年の古き良き建物に13家族が住む バルセロナを一望できる『テラスのある家』

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

海外の家や暮らしをレポートする「World Life Style」 第2回目はスペイン・バルセロナの郊外に住むミュージシャンのパウさん一家のお住まいを探訪。大きなテラスが魅力的な借家は、高台なので見晴らしもよく、住み心地満点。築100年以上も前の建物を13家族が分割して生活しているという。

天気のいい日は見晴らしのいいテラスに家族が集まり、食事や、日向ぼっこを

world_02_01

家族みんなが一番好きな場所はテラス。ここから見下ろすバルセロナの景色は最高で、都心を離れて良かったといつも感じているそう。天気が良い日は、みんなで日向ぼっこ。パウさん曰く「ハンモックに寝転んで空を見上げると、気分がよくて、エネルギーをもらえる感じ」。

world_02_08

スペインでは大人も子供も、1日5〜6回食事をとるので、11時の2度目の朝食のときはよくテラスへ赴く。メニューはペイストリー、クロワッサン、ドーナツ、などの菓子パンやフルーツ。スペインでは健康を気遣い、水は常に飲むように心がけている。ちなみに、1回目の朝食は8時頃。昼食は3時半にサラダと温かいものを2皿。そして、おやつ、夕食となる。

world_02_02
ここは家族が集う居間。落ちついた色味が好きで、白、ライトグレー、紫色の家具でまとめ、差し色に暖かみのある色を使っている。そもそも、この家は1905年に サルバドールの家という名前で建てられた古い建物。家に名前があることからして、かなり裕福な一家だったのだろう。高台に作られ、ガレージはかつて馬車置き場だった。家のちょうど真下には個人の小教会があったようだ。今はこの建物を13家族がそれぞれのオーナーから借りたり、買ったりしている。

実は4年前に、パウさんは内見したことがあり、そのときは売り物件だったので諦めたが、再びこの物件に出会い「運命」を感じて借りることにしたんだそう。

ピンクの冷蔵庫がポイント!イクメンパパもお気に入りのキッチン

world_02_03

キッチンは白を基調に配置。なかでもピンクの冷蔵庫がお気に入りだ。コンロは、オール電化なので、掃除がしやすく使いやすい。料理はパウさんが担当。家族が喜ぶところを考えながら作っているんだとか。たとえば、ゆで卵に野菜で人の顔を描いてみたり、食べ物を何かの形にしたり。「子供たちに、このセニョールの顔を食べてみようか?後ろにある森も食べちゃおうか?って、誘導してあげると、苦手な野菜もぱくぱく喜んで食べてくれるよ」。夫婦はアーティストなので、楽しく食事を演出することが好き。ちなみに、ママのルスさんの得意料理はケーキやパエリアで、子供たちにも大好評!

パパとママの愛情が伝わる子供部屋

world_02_04

長女アンジェラの部屋は、壁をデコレートしたり、箱をリサイクルした棚をとり付けたりと、可愛くハンドメイド。もちろん、パパ&ママ作。
アンジェラはこの部屋に、毎日幼稚園へ自転車で迎えに来てくれるパパのパウさんと帰ってくる。ママはオーダーメイドドレスのお店を持っていて、毎日忙しい。スペインでは、共働きが普通で、男だから“育児が恥ずかしい”という考え方はあまりない。今は、経済不況で稼げる人が稼ぐという状況でもあるのだ。そんな子どもたちも7月中旬から1ヶ月ほど、サマーキャンプに行く。親たちが育児から開放される貴重な夏休みでもある。

world_02_05

ご主人のパウさんはミュージシャンとして8枚CDを出している。自宅にはスタジオスペースがあるが、子供2人がとても騒々しく、叫ぶ、泣く、すぐに何かお願いしてくるため、右手に息子を抱きかかえ、左手の携帯電話で仕事の打ち合わせすることもしばしば。もちろん、ライブもあるし、ツアーで海外に行くときもある、自分のラジオ番組も持っているし、美術学校の先生になることもある。それでも家族を一番に考える大忙しのイクメンパパなのだ。

world_02_06

■プロフィール■
パウ・ギヤメット(38歳)/ミュージシャン(Guillamino として活動)・美術大学のサウンドアート専攻の先生
ルス・フェルナンデス(38歳)/オーダメイドウェディングドレスのデザイナー
共に、バルセロナ出身。アンジェラ(4歳)とジル(1歳3ヶ月)2人の子どもがいる。バルセロナの中心地から車で20〜30分のサリア地区の借家に住んで1年半。
~住まいについて~
面積:90平米(テラス40平米付き)。家賃:875ユーロ。

world_02_07

■バルセロナの不動産事情■人気エリアといえば、パウさん家族が住むサリア地区。優雅でスマートな人々、裕福な人々が住む傾向がある。バルセロナ中心地から、北へ上がる小高い丘に位置し、カタルーニャ鉄道に乗って15分ほどのところ。隣のサンジェルバシ地区は、バルやレストランなどが並ぶ賑やかな地区。他に、観光スポットの中心で旧市街のボルネ地区や、小さな通りが密集したグラシア地区は、ボヘミアンな雰囲気がアーティストにも人気だ。家賃相場は40〜50平米のひとり暮らし物件で、550〜650ユーロ。エリア、広さ、部屋の方角、エレベーターがあるか、リフォーム済みか、家具付きかなどの条件で価格は変わる。経済的な理由で、ルームシェアしている人も多い。

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

RANKING

MATOME