家のコト

World Life Style~わたしの国の住まい事情~

かつては工場や倉庫だった、アーティストたちのアトリエとしても人気な『NYのロフトアパート』

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雑誌や映画を観て、誰もが一度は憧れる海外の住まい……。 インテリアや街並みなどイメージはあるものの、暮らしぶりまではいまいちイメージしにくいですよね。 そこでat home VOXでは、「World Life Style」と題し、実際に海外の人々はどんな物件に住み、どんな暮らしぶりをしているのかをレポートしていきます。

第1回目はニューヨーク・ブルックリン地区に在住のアーティスト兼ミュージシャンのカサンドラさんのお住まいをご紹介!!
カサンドラさんの住むロフトアパートメントとは、元々は工場や倉庫として使われていた建物を住居用に改造したもの。広く天井が高いことから、芸術家たちがアトリエとして使っている。

アーティストやミュージシャンが気軽に集まれる空間づくり


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カサンドラさんのロフトのテーマは「ウィルダーネス(wilderness)」。 自然にインスパイアされた空間で、心身とも自然回帰できる場所という意味だ。アーティストやミュージシャンが集って、作品や音楽を通じて会話ができる「クリエイティブピープルが繋がれるコミュニティーにするのが目標」なんだとか。広大なスペースに魅惑されて、このビルには芸術家、ミュージシャン、ビルダー、カメラマン、デザイナーなどが多数居住している。

world_01_02ロフトは元、人形を作るファクトリー(工場)&ウェアハウス(倉庫)だった。その面影を残した巨大な格子窓がお気に入り。白いカーテンをかけるだけのレトロ&オリジナルなデザインだ。窓が西に面しているので、大窓の向こうに広がるサンセットが楽しめる。「空や光の色が変わる、マジックアワーズ(サンセット前の魔法の数時間)が息をのむ程、美しい時間窓越しから差しこむ光がメタリックな家具やアートに命を吹き込む」という。

高天井なので音響効果に優れているのもロフトならではの魅力

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ミュージシャンでもあるカサンドラさんはフォーク&ブルース音楽の作曲をしたり、弦楽器の演奏やボーカルを担当。このスペースでは、のこぎり楽器や民族楽器などレアなフォーク楽器も演奏するとか。近い将来、現在ストレージになっている部分を録音スタジオに変えて「ミニステージを作り、コンサートを開催したい」。

ビタミンカラーの可愛いキッチンはカサンドラさんのお気に入り空間の一つ

world_01_04 調理器具などはテーブルの下に収納し、空いている空間は無駄なく有効利用。 年に4回、季節を祝うパーティーを開催し、一番多いときは250人のゲストを呼んだことも。「料理は大好き。特に自分で育てたハーブなどを使ったオーガニックな手作り料理が得意よ」。イベントやコンサートに合わせてオードブルを用意するそう。

world_01_05カサンドラさん曰く、ニューヨーカーはDIYがあたり前。一番気に入っているのはナチュラルなルックのダイニングテーブル。始めて自分で作った家具だから思い入れがある。収納はIKEAで買った棚をペイントして、二つ重ねて縦に伸びる配置にし、好きなハーブ類を入れている。今後はアーティストの卵たちの作品をショーケースに入れたり、ワークショップをホストしたりして、ネットワーキング&情報交換をしたいそう。自宅兼ギャラリー、コミュニティセンターのような心地良い空間が理想形だ。

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■プロフィール■
カサンドラ・キャツィアフィカスさん(28歳)
ミュージシャン、アーティスト、フィクションライター。
ボストン生まれ。17歳の時にNY大学に入学のため、ニューヨークに移住。ブルックリンのブッシュウィック地区にあるロフトに住んで6年になる。
~住まいについて~
面積:1,500平方フィート(約139.4平米) 家賃:2,500ドル

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■NYロフトの不動産事情■ロフトアパートは昔から、NYのアーティストのアトリエとして人気。場所、広さなどによって値段はまちまちだが、特にソーホーやトライベッカのようなプライムロケーションのロフトだと10,000ドル以上の高額ケースもある。カサンドラさんの借りているロフト、1,500平方フィート/月2,500ドルはかなり安い方。昔はアーティストロフトといえば、ソーホーなどが中心であったが、今では家賃の高騰に伴い、マンハッタンから遠ざかるエリア、近郊のブルックリンやクイーンズに移住する傾向がある。

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