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夏って何月何日まで? 地域それぞれの「夏の終わり」

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夏の終わりのイラスト

今日で8月も終わり、明日から9月が始まりますね。厳しかった暑さも和らいできて、秋の足音が聞こえてきました。

そこでふと浮かんだのは、「何月何日までが夏なのか?」という疑問。気象庁の予報用語では、「秋」は「9月から11月までの期間」とされています。つまり、9月から秋なのですね。

しかし、9月でも夏のように暑い日はあるでしょう。南の地域は9月もまだ夏の陽気でしょうし、反対に北の地域なら8月のうちに肌寒くなってくるはず。

そこでat home VOXでは、全国47都道府県の出身者に「夏は何月何日までだと思いますか?」というアンケートを投げかけてみました! 早速、回答を見てみましょう。

まず、全員の回答から出した「夏の最終日」の平均は「9月8日」。9月に入ってしばらくしたら秋、という意識のようです。そして、これを出身都道府県別の平均で見てみると、納得の傾向が出ました!

「Q.夏は何月何日までだと思いますか?」の出身地域別回答の平均値

夏の終わりの日付地域別リスト

平均が8月中だったのは、北海道・青森・山形と北国ばかり。そして全体の平均に近い9月上旬と中旬に、大半の地域が入っています。そして、9月下旬となる28日は沖縄のみという結果に。

もっとも夏が早く終わるのは北海道で8月29日、長く続くのが沖縄で9月28日と、最北と最南の地域でほぼ1ヶ月の差がつきました!北から南へ1ヶ月かけてゆっくり夏が終わっていく様子がうかがえますね。

そんな地域ごとに少しずつ違う「夏の終わり」ですが、日にち以外で「終わりを感じさせるもの」についても聞いてみました。「Q.あなたのお住まいの地域で、夏の終わりを感じさせるものは何ですか?」という質問に寄せられた回答を見ていきましょう。

まず、地域を問わず多かったのは、「セミの鳴き声が聞こえなくなったら」や「スズムシ・コオロギの声が聞こえてきたら」といった回答です。虫の声で季節の移り変わりを感じるのは風流ですよね。

Q.あなたのお住まいの地域で、夏の終わりを感じさせるものは何ですか?

■自然で感じる系の主な回答

ヒグラシの鳴き声を聞いたとき
セミの鳴き声が聞こえなくなったとき
スズムシやコオロギの鳴き声が聞こえてきたら
トンボを見かけたら
海にクラゲが出てきたら
ススキを見かけたとき
日が暮れた後涼しくなってきたら
ウロコ状の雲を見たとき
空気の匂いが変わったとき

■世間の動きで感じる系の主な回答

スーパーでトマトやモモを見かけなくなったとき
衣替え
市民プールの営業終了
ラジオ体操の終了
子どもの夏休みが終わる
夏の高校野球が終わったとき
24時間テレビ
稲刈りの風景

■その他の回答

麦茶を美味しく感じなくなったら
地蔵盆(西日本で多い回答)

またこの質問には、地方色豊かな回答がたくさん寄せられました。主にお祭りなど夏の大きな催しが、その地域の人にとっての夏の節目と言えそうです。

北海道…雪虫(体が白い綿で包まれたような小さい羽虫)
青森…ねぶた祭
岩手…舟っこ流し
秋田…大曲の花火大会
栃木…吹き下ろしの風
山梨…富士山の山じまい、吉田の火祭り
愛知…鵜飼い
滋賀…琵琶湖のBBQ客を見かけなくなったとき
京都…大文字焼き
鳥取…20世紀梨の出荷
徳島…阿波踊り
高知…よさこい祭り
長崎…精霊流し
熊本…藤崎八旛宮秋季例大祭

どの回答も共感できるとともに、ちょっぴり切なくなる「夏の終わり」ですね。みなさんにとって、2015年はどんな夏でしたか?

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女1,410名(47都道府県各30名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2015年8月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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