5当地「色」- 12の知られざる兵庫・西宮

小学生の時、西宮市立小学校連合体育大会（通称：小連体）が開催された阪神甲子園球場の砂を持ち帰り、そのまま忘れてしまったことがありました。次に思い出したのは、砂だらけの洗濯機の横で親に激怒されたとき。高校球児以外持帰り禁止の意味を悟った遠い日の思い出です（笑）。

よく「東京ドーム〇個分の広さ」といわれますが、西宮の人間としては「阪神甲子園球場〇個分」の方が断然分かりやすい！　歴史だってずっと古いのだし、そのまま全国基準にしてもいいのじゃないですかね（笑）。

元大リーガーの田口壮さんや「涼宮ハルヒ」シリーズの原作者・谷川流さんなど、多彩な卒業生を生み出してきた母校・県立西宮北高校。懐かしい西門の風景や校内の階段は、涼宮ハルヒのアニメ版にも登場しています。

阪神間モダニズムの時代から、学校教育への関心が高い西宮市。中でも関西学院大学は、ほとんど別格といえる存在ですね。そこの学生というだけで、近所のおじさん・おばさんの間でも、グンと評判が上がります。

江戸時代から150年以上の歴史を重ねてきた西宮の銘酒・白鷹。実は全国唯一の伊勢神宮御料酒として、神宮の神々にもお供えされているそうです。あの天照大御神と同じお酒を飲んでいると思うと、ひとしお味わい深く感じます。

西宮七園の一つとして知られるお屋敷街・苦楽園ですが、実は、山の方は野生動物の生息域。地元の方はよくご存じで、イノシシぐらいでは驚きません。イタチやサルが出たときは、さすがにびっくりしましたが。

メディアによる住みたい街ランキングで、関西トップを続けている西宮市。山も海も川も身近で、通勤・通学が便利で、おしゃれなお店も多いとくれば、人気が高いのは当然かもしれません。個人的にも非常にうれしいです。

大阪と神戸の間にあるせいか、今一つ知名度が上がらない西宮市。「阪神甲子園球場がある…」と伝えて初めて「ああっ！」となるのが歯がゆいです。「阪神甲子園球場って大阪（神戸）でしょ？」とかいう人は論外ですが（笑）。

橋の上の駅は他にもありますが、長さ約200mもの橋がホームになっている例は珍しいとか。大正時代に橋上駅になり、1984年に今の形になったそうです。安全のため、台風前には必ずメンテナンスをしているそうですよ。

先生が「体操の隊形に開け！」と号令を掛けると、子どもたちは「ヤー！」と掛け声を出して広がります。日本中そうだとずっと思い込んでいたら、京都でも大阪でもやってないと知り、「アー！」とびっくりです。

昭和の工場主から孤高の医師、さらに切れ者の戦国武将と、幅広い芸域が印象的な堤真一さん。最近はバラエティ番組の出演も多いようですが、二枚目のイメージと関西弁のギャップが面白く、ついつい笑ってしまいます。

館内には開放感豊かな吹抜けの中庭が４カ所。さらに屋上には、美しい植込みや噴水がある約9,000㎡のスカイガーデンも広がります。自然を感じながら、ゆったりとした気持ちで買い物が楽しめます。