街のコト

ニッポンの5当地(ごとうち)

5当地「色」- 12の知られざる北九州

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ニッポン全国のご当地をまわり、そのエリアならではのちょっと変わった風習や流行、素敵な方言などを、地元の不動産店の皆さんにお伺いするニッポンの5当地「色」。
今回はお祭り好きで、とことん情に厚い北九州人気質が満載の「北九州編」です。

5当地色イラスト

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男の言葉は、鉄より重い
頑固おやじはまだまだ健在

九州男児の伝統なのか、炭坑と鉄の街の気風なのか、とにかく頑固一徹な人が多いですね。特に、おやじ世代の男性は、いったん「こっち」と決めたら、誰が何と言おうと「こっち!」。周りを困らせることも多いのですが、初心を貫いて絶対にブレない点はやっぱりかっこいい。北九州の男の美学という感じです。

自分がルールやけん!

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(株)ホームデザイン<北九州市小倉北区>辻田 恭平さん

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パンチパーマや焼うどん!
北九州発の「日本初」

昔から、新しいもの好きが多い北九州。八幡製鐵所や関門国道トンネル以外にも、公道アーケードや都市交通モノレールなどは、この街が発祥の地です。面白いところでは、バナナのたたき売りやパンチパーマも、北九州が日本初。24時間営業のスーパーや焼きカレー、焼うどんも、この街から日本中に広まったんですよ。

製鐵所から焼うどんまで

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情報提供

榎本ビル商事(株)<北九州市小倉北区>榎本 昌成さん

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映画の舞台は北九州
フィルム・コミッションが元気です

実は、北九州は映画やテレビ番組の人気ロケ地。北九州フィルム・コミッションという団体が、至れり尽くせりのサポートでロケを誘致しているからです。話題の映画やテレビに北九州が登場すると、自分が出演したみたいにうれしい。人気女優さんを間近に見られることもあるし、エキストラで映画に出演した人も、珍しくありませんよ。

人気女優が目の前に!

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(株)不動産中央情報センター<北九州市小倉北区>佐藤 満穂(みつほ)さん

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よその街から来た人も
温かく迎えてくれる街です

3年前、福岡から出店した時は、すごく心配したんです。荒っぽい街じゃないか、よそ者は受け入れてもらえないんじゃないかって。でも、それは全部思い過ごし。実際に移ってみたら、街の人はやさしいし、お店の人はとびきり温かい。こんなにお世話になっていいのか、と思うぐらい、ずっとよくしていただいています。

案ずるより住むが易し

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(株)アークトラスト<北九州市小倉南区>中溝 智史(さとし)さん

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人づきあいは損得じゃない
とことん情に厚い北九州人

90万都市の奥底に、昔ながらの人情が熱く息づいています。古くからの友人・知人が困っていたら、自分のことは後回し。あの人のためならと、ひと肌もふた肌も脱ぐ人がたくさんいます。当社が関係している家主さんも、長年の信頼関係を大切にしてくれる人ばかり。だから、創業以来約30年もお付き合いが続いているんでしょうね。

血より水より情が一番

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(有)藤原不動産<北九州市小倉南区>藤原 一行(かずゆき)さん

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語尾はいつでも「~っちゃ」!で締める
それが北九州弁の第一歩

北九州弁といえば、真っ先に思いつくのが語尾の「~っちゃ」。何しろ、ショッピングモールの名前にまで「チャチャタウン」とつけるぐらいですから(笑)。中には、「人気漫画『うる星やつら』のラムちゃんみたい」という人もいるらしい。「やっぱ、北九州が一番っちゃ!」という風に使いこなせたら、あなたも立派な北九州人です。

「チャチャタウン」っちゃ!

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(有)あすなろ開発<北九州市小倉南区>山下 輝人(てるひと)さん

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男も女も老いも若きも
みんなお祭り大好きです

とにかくお祭りが多い街です。ちょっと数えても、7月は「小倉祇園太鼓」に「黒崎祇園山笠」、「若松みなと祭り」に「戸畑衹園大山笠」。8月は「わっしょい百万夏祭り」。他にも、夏の花火大会や冬のイルミネーションなど、毎月どこかでお祭りがある。見る人もやる人も、それを楽しみに一年を過ごしているんですよ。

「祭り」あっての北九州

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大英産業(株)<北九州市八幡西区>湯之原 あすかさん

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合併前の街の個性が
今もしっかり息づいています

北九州市の前身は、門司、小倉、八幡、戸畑、若松という5つの市。誕生から半世紀以上過ぎましたが、港町や城下町、鉄の街など、どの街も個性的で、それぞれに楽しめます。でも「わっしょい百万夏祭り」のように、それぞれの街が一丸となって北九州を盛り上げようと協力したりもするんですよ。

一つの街に5つの個性

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エポック不動産<北九州市若松区>別役 法尚(べつやく・のりひさ)さん

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知る人ぞ知る、ドキドキの味
ディープな小倉の「どきどきうどん」

細かく切った牛のほほ肉を、うどんの上にたっぷりのせ、真っ黒なしょう油だしをかけた小倉限定の肉うどん。「脂でギトギトのうどん」が「とぎとぎのうどん」になって、「どきどきうどん」になったらしいです。一度食べるとやみつきになる味ですが、看板も出していない店がたくさんある。知る人ぞ知る幻のうどんなんです。

思わずときめく幻グルメ

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(株)三ツ矢不動産<北九州市八幡東区>前田 賢二さん

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口は荒いが気は優しい
誰にもオープンな北九州気質

玄界灘を挟んでアジアと交流が深かった北九州。明治維新後は、石炭や鉄鋼の貿易に外国航路も開かれて、いろいろな国の人々が行き交う街だったそうです。今でもこの街では、よその地域や外国から来た人を気取らずに受け入れる気風があります。口の荒いおじさん、おばさんでも、根は優しい人が本当に多いんです。

来る者は拒まず大歓迎

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不動産オーツル<北九州市戸畑区>大津留(おおつる) 智子さん

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もっともっと知ってほしい
環境を回復した北九州市の歩み

戦後の北九州で大きく変わったのは、空や海の環境でしょう。30~40年ほど前の環境問題のことを思うと、信じられないぐらいきれいになりました。これからの課題は、その成果とプロセスを国の内外へと積極的に発信していくこと。市内の大学生による案内ガイドを生かした環境修学旅行の試みなども、注目です。

世界に誇れる環境都市

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(株)住宅流通管理センター<北九州市小倉北区>大和 晋平さん

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全然コワくありません!
北九州市の最近安全事情

県外から引っ越してきたのですが、外から眺めた北九州の印象は、「ちょっとコワイ街」(笑)。目つきの鋭い人たちがいっぱいいるんだろうなと思って移って来たのに、実際に多かったのはお巡りさんの方でビックリしました。特に夜なんかは、街の要所に立っていて見張ってくれているという印象。今では安心して住んでいます。

至る所にお巡りさんが

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(株)芳賀<北九州市八幡西区>岩本 瞳さん

ニッポンの5当地

日本全国津々浦々の街を訪ね、その街に住む人、そこで働く街の不動産店の皆様に聞いた「エリアのいちばん」を5つのテーマに分けてお届けする連載シリーズです。

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