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Column #46

タワーマンション高層階の気圧変化について

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近年建設されているタワーマンションには、高さ100メートルを超えるものが数多くあります。ここでは、タワーマンションの高層階における気圧の変化や影響について説明します。

タワーマンションの高層階と地上の気圧差

気圧は地上から上空に上がるほど低下し、100メートル上がるごとに約10ヘクトパスカル下がります。たとえば地上から100メートルは、タワーマンションの25階程度にあたります。つまり、25階で地上と比較して10ヘクトパスカルの気圧変化があるという計算になり、高層階になるほど地上との気圧差は大きくなります。

タワーマンションの気圧差による身体への影響

高さ100メートルに相当する25階に居住の場合、地上との気圧差は約10ヘクトパスカルですが、この程度の気圧変動は日常的に体験しているものです。そのため、高層階に住むことで直接的に体調不良に影響すると断定することはできません。

ただし、普段から気圧の変化に過敏に反応してしまう方もいます。気圧や湿度など、気象の変化によって体調を崩してしまう症状を一般に「気象病」と呼び、医学的には「天候の変化から起こる心身の不具合」とされています。

タワーマンション高層階の気圧差が身体に影響を与える心配はないといえますが、気圧の変化で体調を崩しやすいという方は注意が必要かもしれません。

高速エレベーターの気圧差による影響

タワーマンションではスムーズな輸送を実現するため、高速エレベーターを採用している物件が多くあります。たとえば45階建て「ザ・ファインタワー梅田豊崎」の高層階用エレベーターは、最高で毎分150メートルの輸送力を持っています。

その一方で、高速かつ長工程のエレベーターでは、気圧差により耳が詰まったり塞がったりするような耳閉感の症状が出ることがあります。日本のエレベーターメーカーでは、こうした乗客の不快感を解消するため、エレベーター内の気圧調整技術を開発し、耳詰まりを軽減しています。

ただし、症状の現れ方には個人差があります。

まとめ

タワーマンションの超高層化が進んでいるといっても、低層階と高層階で生じる気圧差は日常生活に影響を及ぼすレベルではないといえます。快適性を支える新しい技術を導入しているタワーマンションもあるので、高層階の生活環境が気になる方は確認してみるとよいかもしれません。

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