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Column #41

タワーマンションに発生する虫の侵入経路と対処法

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虫は地上に近いほうが生息しやすいことから、低層階マンションや戸建てに比べ、タワーマンションの高層階では虫に遭遇することが少ないといわれています。ただし、住環境によってはタワーマンションにおいても虫が発生することがあります。ここでは、タワーマンションの虫の侵入経路や発生原因、対処法について説明します。

主な虫の侵入経路と発生源

室内で遭遇する主な害虫として、ゴキブリ、蚊、コバエが挙げられます。これらの害虫対策を効果的に行うためには、侵入経路と発生源について知ることが大切です。

まず、ゴキブリは「生息に適した温度や湿度」「餌と水」「潜伏場所」の条件が整った場所に、集団で潜伏する性質があります。

蚊は「ヒトスジシマカ」「アカイエカ」「チカイエカ」などの種類がありますが、いずれも発生源としては建物周辺に放置されたたまり水です。

コバエは、食品の発酵臭に引き寄せられるほか、腐敗した植物や果実、植木鉢の肥料などから発生します。

基本的に上記のような、害虫の生息環境をなくすようにすれば居室内に虫が繁殖するリスクを低減することが可能です。

住居内で害虫に遭遇した場合の対処法

次に、実際に住戸内で害虫に遭遇した場合の対処法について説明します。害虫に遭遇した場合、次の3つのポイントをおさえることが大切です。

1.殺虫剤などを使用して害虫を駆除する
2.害虫が侵入しそうな経路を遮断する
3.繁殖しやすそうな場所をなくす

害虫ごとの個別の対処方法

ゴキブリ:ゴキブリのエサとなる食品を管理することが対策の基本となります。食品は冷蔵庫か密閉できる容器に入れるほか、使用した食器や調理器具も放置しないようにします。生ゴミは袋の口を縛るなど密閉状態にし、空き缶やペットボトルは洗ってから捨てます。また、ゴキブリは湿気の多い場所を好むため、除湿や換気をこまめに行いましょう。

蚊:水たまりがあると蚊の幼虫であるボウフラが繁殖しやすくなるため、徹底的に水たまりをなくすようにします。物陰のほんの少しの水たまりでも繁殖可能なので、バルコニーの植木鉢の受け皿や、置きっぱなしのジョウロなどに溜まっている水にも注意してください。

コバエ:生ごみは放置せずに、袋の口を縛るなど密閉するように心がけましょう。排水溝もまめに手入れするとコバエの発生を抑えられます。またコバエは蚊などと比べて小さいため、網戸は目が細かいものにするとよいでしょう。

居室に虫が侵入した場合は、適切に対処すると同時に、発生原因を突き止め改善することで再発生のリスクを低くすることができます。繁殖してしまう前に、早めの対策をとるようにしましょう。

まとめ

タワーマンションの高層階であっても、虫が生息しやすい環境であれば発生する可能性はあります。住居内で虫に遭遇した場合は、それぞれの害虫に合わせた駆除と予防策をとり、繁殖を防ぐようにしましょう。

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