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Column #44

タワーマンションの強風対策

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まとめ

タワーマンションを含めた高層建築物は、強風の影響を避けるため安全対策がとられています。ここでは、強風に対応するタワーマンションの構造や設備について説明します。

強風対策されたタワーマンション

高層ビルは主に地震の揺れに対応するために、あえて建物がしなやかに揺れる柔構造で崩壊を防ぐ設計になっています。そのため、強風により揺れてしまうことも懸念されていました。

しかし近年では、強風にも対応した制震技術が実用化され、高層建築物に採用されつつあります。

たとえば高さ153メートル、地上41階建ての「虎ノ門タワーズレジデンス」では、制震システム「DUOX(アクティブ二重動吸振器制震システム)」を屋上に2台設置して風揺れに対処しています。

「DUOX」は日常風から、台風や春一番などの突風まで対応可能で、揺れを3分の1に抑えるとしています。

タワーマンションで洗濯物の外干しは可能か?

一般的に上空であるほど風速は強くなるため、低層階よりも上層階の方が強風にさらされやすくなります。そのため物件によっては安全対策のため窓が開けられない場合や、管理規約で洗濯物の外干しが禁止されているケースもあります。

外干しが禁止されていない物件においても、とくに上層階では風対策をきちんと行うことが大切です。強風の日にはベランダに物を干さないようにするのはもちろん、ハンガーを物干竿に固定したり、洗濯バサミを多めに使ったりするなどの対策は欠かせません。特に布団は重量があるため落下すると非常に危険です。ベランダの手すりには掛けず、内側に干すようにしましょう。

強風に対応したタワーマンションの構造

タワーマンションでは強風対策のための設備を整えているケースも多くなっています。例えばエントランスでは郵便物などの散乱や、風雨が吹き込むのを防ぐため風除室が設置されています。

また洗濯物が外干しできない場合に備えて、浴室乾燥機が備え付けられている物件も多くなっています。

タワーマンションの窓ガラスと強風

タワーマンションの上層階ではある程度の強風が想定されるため、窓ガラスにおいても一定以上の強度が必要です。建築基準法の施行令では風圧力の計算方法が示され、窓ガラスの許容耐力を超えていないか確認するよう規定されています。

タワーマンションに採用される窓ガラスは、耐風圧性、気密性、水密性の性能を確保しているほか、遮音性や断熱性に優れた二重サッシを採用している物件もあります。

まとめ

上空になるほど風速が早くなる自然の原理から、タワーマンションの強風対策は避けては通れないものです。タワーマンションでは居住者の安全や快適性を守るため、構造を強化する技術や設備が導入されています。物件を検討する際には、強風への備えについて確認しておくとよいでしょう。

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