全国各地のウマい肉料理をお腹いっぱい食べ尽くしていく連載「満腹御礼 ご当地肉グルメの旅」。
今回やってきたのは埼玉県草加市です。
埼玉県南東部に位置する草加市は、東京都足立区に接する県境の市です。都心へのアクセスの良さから住宅地として人気を集めています。
草加市といえば「草加せんべい」が全国的に有名です。江戸時代から日光街道の宿場町として栄えてきた草加市の代名詞として、古くから愛されてきました。
今回はその草加せんべいを使った「鶏の唐揚げ」を出しているお店があると聞きつけ、草加駅からすぐの場所にある「インどり屋」へ向かいました。代表の細田昌弘さんに、“草加せんべいを使った唐揚げ”についてお話を聞いてみましょう。
細田さん「当店で出している『そうからあげ』は、草加せんべいを細かく砕いた『せんべい粉』をまぶして揚げた、オリジナルの唐揚げです」
せんべい粉とは具体的にどんなものなのでしょう?
細田さん「せんべい粉に使われているのは、市内のせんべい屋から仕入れた草加煎餅の『割れせん』です。それを店で粉砕することで、パウダー状にして使用しています」
「そうからあげ」はどのように生まれたのでしょうか。
細田さん「インどり屋は2009年に本店がオープンしました。その翌年から草加の街おこしとして何かできないかと考え、草加せんべいを使って開発したのが『そうからあげ』です。2011年から日本唐揚げ協会が開催している『からあげグランプリ』に毎年エントリーし、6年連続金賞を獲得しています。また県内のフードフェスでも優勝や準グランプリなどを受賞し、今では地元を代表するグルメとして定着して、草加市だけではなく全国の皆さんから注文いただける商品になりました」
今や関東エリアを代表する唐揚げに成長した一品を実際に調理してもらいました。
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