■ベーシックな木製写真立てに季節感あるアレンジをプラス!

「ゼロから始める女子DIY部」。今回は、木製写真立てに挑戦します。
作り方は木枠を組み立ててタッカーで固定するだけと、至ってシンプルですが、漆喰風塗料を使ってアレンジをしたところ、上質感あふれるアイテムに仕上がりました!
今回もat home VOX編集部スタッフが体験してきました。
■引き出し付きミニ本棚
木製写真立て
【難易度】★☆☆☆☆(簡単)
【想定作業時間】約30分
【材料】
・枠板(長)(43mm×185mm)…2枚
・枠板(短)(43mm×135mm)…2枚
・ベニヤ板(137mm×192mm)…1枚
・丸棒(直径8mm×45mm)…1本
・両面テープ(粗面用・厚め)…適量
・プラスター(漆喰風)メディウム…適量
※材料費の合計…約2000円
■木製写真立ての主な作業工程
1.フレームを組み立てる
2.塗装する
3.アレンジを加える
ナビゲーターは、tukuriba店長の掃部関(かもんぜき)さんです!
1. フレームを組み立てる
まずは土台となるフレーム部分を組み立てます。
長い板と短い板を交互に組み合わせる「追回し」という手法を使っています。
ズレがないように接着したら、タッカーで接着部分を2箇所固定します。
このとき、タッカーや組み合わせた木材同士が動かないように、両手でしっかりと固定しながら針を打ち込みます。
ホチキスどめのような要領で、簡単に木材同士を繋ぎあわせることができました。
フレームが出来上がったら、写真またはポストカード大の紙の縁をなぞって、背板を接着する位置の目印をつけます。
つけた印の1mmほど外側に厚手の両面テープを貼り、背板を接着します。
掃部関さん「厚手の両面テープを使うことで、写真を差し込むための隙間を作ります。4辺とも両面テープを貼ってしまうと、写真を入れられなくなってしまうので気をつけてください」
次に、フレーム裏面に電動ドリルライバーで直径8mm深さ8mmの穴をあけます。そのとき、ダボ錐ビットを使うと便利です。

掃部関さん「2箇所に穴を開けておくと、縦長と横長どちらの写真でも飾れるようになります」
ダボ穴を処理する要領でスタンドになる丸棒を打ち込みます。
これで写真立て本体は完成! ここから塗装作業に移ります。
2.塗装する
今回は、簡単に漆喰塗り風に仕上げられる「プラスターメディウム」を使います。
マスキングができたら、フレームの内側からメディウムを塗っていきます。
掃部関さん「いつものように、塗りにくいところから塗装を始めます。写真を差し込む隙間を埋めてしまわないように、メディウムは薄めに塗ってください」
フレームの外側を塗る時は、パレットナイフでメディウムをたっぷりめに取って、塗り広げていきます。
あえて塗り跡を残したほうが、漆喰塗りの風合いが出やすくなります。
ただし、あまりたっぷりと塗りすぎると漆喰というよりホイップケーキのようになってしまうので要注意。

掃部関さん「塗装が終わったら、早めにマスキングテープを取りましょう。塗料が乾いてしまうと、ひび割れや剥がれの原因になることも」
塗装後は風通しのいいところに置いて、表面がベタつかなくなるまで乾燥させます。
3.アレンジを加える
メディウムが乾き切ったら、次はアレンジ。季節感を意識したアレンジを目指します!
毛糸素材も混じった飾り紐で冬らしさを演出。赤と白と金のコンビネーションが、クリスマスっぽく見えなくもないかも!?
接着剤やグルーガンなどを使って接着していきます。
さらにイミテーションのグリーンと木苺をプラスしたら完成です!
この他にも、アクセサリートップやオーナメント、型取りをしたフェルトをあしらってみるなど、アレンジは自由自在。個性とセンスが生かせる行程です。

DIYをしてみた感想は……。
写真立てそのものを作る作業はとても簡単でしたが、メディウムを塗ったり、どんなアレンジにしようか試行錯誤したりする作業が楽しい! 次はまったく違ったテイストのものを作ってみたくなりました。
思い出の写真やお気に入りのポストカードを飾るからには、写真立ては自分らしいものにしたい。そんな思いをかなえてくれるのもDIYの魅力。
あなたはどんなフレームで、どんな思い出を飾りたいですか?
- 取材協力
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