街のコト

最先端の鉄道で 開発に期待/ハワイ(アメリカ)

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(ライター:中村 匠子)

ハワイに住んで30年になりますが、これまでに8回も引っ越しました。自分の意志で、というより、引っ越しせざるを得ない状況が多々。というのも、日本では家を借りる方が有利ですが、こちらでは大家さんの方が強いのです。いきなり家賃を300ドル(約3万円)も賃上げされたり、「自分の息子がアメリカ本土から戻ってくるので出ていって欲しい」と言われたり、2年契約が終了したら家賃が2倍になっていたり…。その度に慌てて次の家を探したものです。現地在住者と英語で契約しなくてはいけなくて、本当に大変でした。

一方、今は、投資、セカンドハウス目的でコンドミニアム購入を検討する日本在住者が増え、物件探し等をお手伝いする、日本語で対応する不動産会社もたくさんできました。便利な時代になったもんだなと思います。

日本人に人気のコンドミニアム(イメージ)

日本人に人気のコンドミニアム(イメージ)

さてオアフ島では、「ホノルル・レール・トランジット」という、アメリカ初の自動無人運転システムを導入する鉄道が2018年より一部開通する予定です。この鉄道は、オアフ島西側「カポレイ」からホノルル国際空港、そしてショッピングモール「アラモアナ・センター」へとつながります。これにより空港からワイキキ方面へ通じるハイウェイほか、主要道路の慢性的な交通渋滞が解消され、また、これまでは東に押されていた西エリアの開発が進むことが期待されています。将来の発展を見込んでか、現在、ハワイ大学、東海大学のキャンパスもカポレイにできました。きっと若者も西に集まって来るでしょう。これからどんどん人気が出てくるに違いありません。

「ホノルル・レール・トランジット」路線図

「ホノルル・レール・トランジット」路線図

中村 匠子(なかむら・しょうこ)
ハワイ暮らし30年以上。観光ガイドやカフェ経営に携わる。そのほか、障害児や高齢者施設でのボランティア活動なども。

 

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