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家事を分担していない国1位はやっぱり・・・ 5カ国に見る「共働き事情」

家事を分担していない国1位はやっぱり・・・ 5カ国に見る「共働き事情」

 共働きが当たり前になりつつある昨今。他の国では夫婦間の分担などをどのようにしているのだろう? リンナイ(名古屋市)は、世界の共働き夫婦の家事事情を探るために、5カ国の30〜49歳の既婚・共働きの男女500人(各国100人)を対象としたアンケート調査を実施した。 5カ国の内訳は、日本のほか、共働き夫婦が少ない韓国、ナニー(子育てヘルパー)文化が浸透しているアメリカ、共働きが主流のドイツ、ワーク・ライフ・バランス先進国であるデンマーク。最初に、「平日の労働時間」を尋ねると、1位は日本の「9.19時間」、2位は韓国の「8.72時間」となり、アジア圏が最も仕事に費やしている時間が長いことが分かった。ちなみにドイツは「8.42時間」、デンマークは「7.64時間」で、一番短いアメリカは「6.68時間」だった。 同様に「平日の睡眠時間」はドイツ「6.86時間」、デンマーク「6.71時間」、韓国「6.49時間」、日本「6.18時間」、アメリカ「5.63時間」となった。「家事時間」はアメリカが一番長く「2.63時間」。韓国「2.05時間」、日本「1.88時間」、デンマーク「1.81時間」、ドイツ「1.73時間」で、睡眠時間とほぼ反比例する結果となった。 5カ国平均では、約8割の夫婦が家事を分担しているが、分担率が一番高いのはアメリカの93%。次いで韓国の87%だが、日本は一番低く56%という結果に。5カ国中、70%を切ったのは日本だけだった。女性(妻)から見た「パートナーの家事に対する協力度の評価(100点満点)」は、やはりアメリカが一番高く「66.74点」。最も低いのは意外にもドイツで「54.52点」。日本は「55.84点」、韓国「61.02点」、デンマーク「64.26点」となった。逆に、男性からの評価は5カ国ともに高く、一番低いアメリカでも「68.8点」。韓国「80.6点」、日本「79.9点」で、デンマークとドイツも75点前後だった。 「家事が好き」と回答した人は、アメリカ人男性がダントツで多く「94%」。次いでアメリカ人女性・デンマーク人女性の「72%」となった。一方で、韓国人女性は「40%」、韓国人男性は「44%」、日本人男性は「46%」で、アジア人は家事が嫌いという人が多かった。「家事を効率化するために工夫していること」は、アメリカとドイツが「機能性の高い家電を使う」(75%と46%)。日本と韓国は「余分な物を買わない」(52%と48%)で、デンマークは「家族で家事の役割分担を明確にする」(46%)となった。 「パートナーを好きか」という質問には、5カ国すべてで家事を分担している夫婦ほど、「好き」と回答した人が多いという結果に。もちろん、長時間労働に追われて余裕のない人も多いし、家事がすべてではないけど、愛情表現の1つとして、やっぱり家事は一緒にやってほしいかも?

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NYの“ステーキの王様” 秋に日本初上陸

NYの“ステーキの王様” 秋に日本初上陸

 シャトーブリアンとサーロインが同時に楽しめる…となると、ステーキ好きは我慢が難しいかもしれない。米ニューヨーク・マンハッタンで人気のステーキハウス「エンパイアステーキハウス」がこの秋、日本に初上陸、「Empire Steak House 六本木」(TFM・東京)がオープンする。 マンハッタンの「エンパイアステーキハウス」は、2010年開業翌年から昨年まで6年連続で、レストランガイドの『ザガット・サーベイ』に掲載されている。六本木の新店では、アメリカ農務省格付け最高位のプライムグレードのアンガスビーフを、専用熟成庫で21〜28日間熟成、うまみが増した肉を厚切りにカットし、一気にオーブンで焼き上げるステーキが楽しめる。 また、ニューヨークでも「キングオブステーキ」と一目置かれている『エンペラーステーキ』も、もちろん食べられる。牛の最上位部位シャトーブリアンとサーロインが同時に味わえるステーキの王様だ。食欲の秋が今から楽しみ〜。https://youtu.be/FgQsSywH7Dc

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アメリカ発、最新型のおんぶひも!  これっておんぶ?肩車?

アメリカ発、最新型のおんぶひも!  これっておんぶ?肩車?

 イクメンの登場とともに育児用品もバリエーションが増えたが、アメリカではおんぶを通して子どもとのコミュニケーションを育もうと、ピギーバックライダーというおんぶひもが誕生した。このおんぶひも、子どもを背中に背負うのだが、子どもは座るのではなくなんとパパやママの背中に寄りかかって直立する形になっている! 子どもは高いところでの視界が楽しめ、大人は体の中心に重心がくるため腰への負担が少ないという。使用可能期間は2歳半〜6歳ごろまでと長いのも特徴。(荷耐重量27?。)子どもも喜ぶ最新型のおんぶひも、試してみる? ベーシックタイプは14,580円(税込み)、デラックスタイプは16,740円(同)。 製品サイトUR

ワディアがクラスDパワーアンプ2機種 独自のバランス回路と変調技術を投入

ワディアがクラスDパワーアンプ2機種 独自のバランス回路と変調技術を投入

 輸入オーディオ機器のノアは、ワディア(Wadia アメリカ)のステレオパワーアンプ「a315」(700,000円・税抜)、モノーラルパワーアンプ「a340」(800,000円/1台・税抜)を6月10日(水)に発売する。 コンパクトな設計の300シリーズに連なるパワーアンプで、動作方式はクラスD。変調回路にフィードバックを採り入れ、それに応じて変調周波数をリアルタイムで微調整し、リニアリティーの向上や低歪化を図る独自のFST(フリクエンシー・スイッチング・トランスミッション)を採用する。内部はIO Symmetryと呼ぶ、シンメトリカル(バランス)回路で構成。ブリッジ結合出力のa340では出力段を含めたフルバランス、a315では出力段を除くすべての信号経路をバランス構成としている。 a340にはマルチアンプ駆動も行えるようスルーアウト入力を装備。大型スピーカーターミナルはバインディグポストで、確実に締め付けできるように専用工具が付属。 主な仕様  ※a315/a340●型式:ステレオ/モノーラル●出力:150W+150W(8Ω)、250W+250W(4Ω)/400W(8Ω)、500W(4Ω)●入力:2系統(XLR、RCA)●入力インピーダンス:10kΩ●利得:29dB●ダンピングファクター:320(8Ω)、160(4Ω)●消費電力:130W/200W●寸法・重量:454W×86H×50.8Dmm・12.5kg■リンクノアwebサイト・トップページ  http://www.noahcorporation.com/index.html-

ハイレゾで聴けたキース・ジャレットの奥深い魅力  ◎文・和田博巳

ハイレゾで聴けたキース・ジャレットの奥深い魅力  ◎文・和田博巳

ハイレゾで聴けたキース・ジャレットの奥深い魅力◎文・和田博巳 以前も、このGaudio+PCオーディオfam.comでECMのハイレゾ作品を紹介させていただいた。その時は、キース・ジャレットの作品は故チャーリー・ヘイデンとのデュオ『LAST DANCE』を紹介したが、もっと多くのキース・ジャレットの演奏をハイレゾで聴きたいと思った人は多かったと思う。かく言う私もそのひとりだ。すると嬉しいことにe-onkyo musicからこのたびキース・ジャレットのアルバムが16タイトル一度に登場した。 内容は新旧取り混ぜてバラエティに富んだものだが、嬉しいのはECM作品だけでなく、インパルス時代(1973年〜1977年)のアメリカン・カルテットによる5タイトル(『Fort Yawuh(フォート・ヤウー)』、『Mysteries(ミステリーズ)』、『SHADES(シェイズ)』、『Byablue(バイアブルー)』、『Bop-Be(バップ・ビー)』)が含まれていることだ。さらに往年の名盤以外に、今年の5月にECMからリリースされたばかりの最新作『Creation(クリエイション)』も含まれている。『クリエイション』はソロピアノ作品なので、ちょうど40年前の1975年にリリースされてキース・ジャレットの人気を決定づけた『ザ・ケルン・コンサート』と聴き比べるのも面白いと思う。当時30歳のキース・ジャレットと現在70歳のキース・ジャレットの変わらないところ、変わったところ。あるいはアナログ録音とデジタル録音の音質の違い。そしてコンサート会場ごとに変わる空気感の違いなど、ハイレゾで聴くと音質的な向上に加えてニュアンスの違いまでいっそうよく感じられるはずである。アメリカン・カルテット5作品『Fort Yawuh』/『Mysteries』/『SHADES』  『Byablue』/『Bop-Be』 (次ページへ続く)  - ソロで聴ける情感に満ち溢れた独自の境地『Creation[Live]』 では、キース・ジャレットの主要アルバムを見てゆこう。まずは最新作『Creation[Live](クリエイション)』である。このアルバムはキース・ジャレットが今年70歳となることを記念して制作されたアルバムで、キースの代名詞ともいえる完全即興ソロピアノ演奏集となっている。2014年に行ったワールドツアー(東京、トロント、パリ、ローマに於ける計6回の公演)から厳選した9曲を収録しているが、その収録日時をチェックしていたら、ローマで演奏された3曲の日付が2014年7月11日とあった。 この日付に何となく見覚えがあったので調べてみると、その日はチャーリー・ヘイデンの命日だった。“チャーリー・ヘイデン危篤”の報はローマのキース・ジャレットのところにも届いていたのだろう。その日披露された即興曲3曲は、深い悲しみを湛えた演奏と聴こえる。ピアノを通してチャーリー・ヘイデンに静かに語りかけるキースの姿がここには奇跡的に記録されている。『The K?ln Concert[Live]』 次にずっと昔の録音『ザ・ケルン・コンサート』を聴くと、こちらの演奏はファンならよくご存知と思うが、ピアノの音色は驚くほど瑞々しく、そして演奏は若々しい。ちなみに『クリエイション』(48kHz/24bit)は最新のデジタル録音らしく極めて澄みきったピアノの音が、空気中にスーッと溶けてゆく様子がよく分かる。対する『The K?ln Concert[Live](ザ・ケルン・コンサート)』だが、今回新たにECMのアナログ録音は、オリジナルアナログマスターから96kHz/24bitでハイレゾファイル化されている。したがって本作でもその艶やかで凛としてニュアンス豊かなピアノの音色は、聴いた誰もが魅力十分と分かるはずである。『Fort Yawuh[Live]』 70年代のキース・ジャレットは、ソロ演奏、トリオ編成、そしてアメリカン・カルテットとヨーロピアン・カルテットという二つの異なるクァルテットを率いて八面六臂の活躍を繰り広げていた。そのうちアメリカン・クァルテットは本稿の最初のほうでも挙げたが5タイトルがリリースされている。チャーリー・ヘイデン、ポール・モチアン・デューイ・レッドマンを擁したアメリカン・カルテットの特徴は、熱いマグマが噴出するが如くフリーキーで、いや『Fort Yawuh[Live](フォート・ヤウー)』のようなライヴ録音を聴くと、まぎれもなくこの時期のアメリカン・カルテットはフリージャズに超接近した演奏をしている。 極めて濃密でスリリングで、かつ不思議なことに官能的と言うかエロチックに傾く瞬間も多々訪れるという、ひじょうに魅力溢れるフリーインプロビゼーションが、狭いジャズクラブの聴衆の眼前で繰り広げられる。だからアメリカン・カルテットでどれか1枚と言われたら、私は真っ先に1973年にヴィレッジ・ヴァンガードでライヴ録音された『フォート・ヤウー』を挙げたい。(次ページへ続く) -ハイレゾはアーティストと血の通った付き合いができる ヨーロピアン・カルテットはメンバーにヤン・ガルバレク、パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセンを擁している。ヨーロピアンジャズを牽引するECMらしい布陣と言えるが、キース・ジャレットがこの北欧の新進ジャズレーベルと契約したことで、ヨーロッパにも驚くべき才能を持ったジャズミュージシャンがいることを、アメリカや日本のジャズファンは驚きと共に知ることとなったわけだ。アメリカン・カルテットに比べるとヨーロピアン・カルテットは各ミュージシャンの発する音がキース・ジャレットも含めて際立って澄みきって美しい。ジャズだから決して冷徹ということはないのだが、青白い炎がチロチロと燃えているようなクールなエモーションは、この時代かなりユニークで、この音に痺れまくったジャズファンは、私も含めて多かったと思う。 今こうやって聴き返しても、最新のハイレゾ・マスタリングの恩恵も大とは思うが、昔聴いていたイメージよりもいっそう思索的で、いっそう清澄で、時に妖艶ですらある。まさに当時ECMが謳っていたクリスタルサウンドを実感する。もちろんこれはハイレゾで聴いての印象だが、ハイレゾで聴くことで、キース・ジャレットは全く異なる二つの世界(アメリカと北欧)を行き来していたことがよく理解できる。そこにソロピアノ演奏を加えた大きく3つの世界を自由自在に行き来することで、溢れんばかりの才能とジャズの衝動を発散させていたのだろう。与えられた字数が尽きてきたので、まだまだ取りあげるべきアルバムはある、いや全てのアルバムについてその魅力をお伝えしたいが、とにかくキース・ジャレットのファンは各人の愛聴盤を改めてハイレゾで聴き返して欲しい。 キース・ジャレットが、何故かは分からないがまるで古い友人のように親密な印象でそこでピアノを弾いていると感じられると思う。ハイレゾで音楽を聴くということは、つまりアーティストと血の通った付き合いができるということに他ならない。キース・ジャレットそのほかの作品『Standards, Vol. 1』 / 『Standards, Vol. 2』 / 『Facing You』  『My Song』 / 『Belonging』 / 『The Survivors' Suite』   『Eyes Of The Heart[Live]』 / 『Changes』 / 『Arbour Zena』  『Hamburg '72[Live]』   -

イタリア人が試してみた感想とは?  アメリカンスナックのお味

イタリア人が試してみた感想とは?  アメリカンスナックのお味

 味覚というのは、その人の食環境に左右される。他の国の食べ物や、自国のものでも食べたことがないものを初めて食べた時の反応というのは、味の良し悪しとは別もの。そういう意味で、味の評価というのはなかなか普遍的にはならない。そこを承知の上で見ても、なかなか面白い動画が、ブログメディアBuzzfeedにアップされた。「イタリア人がアメリカのスナック菓子を試す!」だ。日本では“欧米”とひとくくりにされるが、かたやスローフード発祥のイタリア、一方はファストフードの大御所。食の嗜好は大いに異なる。 試食のテーブルについてまず、「健康的なものが食べられるとは思ってないわ」という女性。最初のお菓子は日本でもポピュラーなチーズ味のビスケット菓子。「なんか小っちゃいハンバーガーみたいだな」「こんな黄色くて光ったチーズはないわ」「チーズの味しないよ」「あんまり好きじゃない」と散々。 お次はやはり日本でも知られているポテトチップ系。「まあ、おいしいわ」「フレーバー強いな」「う〜ん、う〜ん」「酸っぱすぎだよ」と水を飲む男性も。ビーフジャーキーに至っては、「これはだめだめ、食べたふりしちゃダメ?」「見たとこ、犬のえさだな」「おそろしい」「犬だって好きとは思えないんだけど」などなど。 時折、まあ好きかな、という感想も出るが、総じて味濃すぎ、な感じだ。日本人はどう思って食べてるのか、気になるなぁ。 https://www.youtube.com/watch?v=M1zuHZz9BXY

アメリカの学校でいじめが減少  教育長官はさらなる改善を明言

アメリカの学校でいじめが減少  教育長官はさらなる改善を明言

 学校における「いじめ」というのは、当事者や家族だけでなく、自治体や教育関係者全般にとっても深刻な問題だ。文部科学省によると、全国の小中高校が2013年度に把握したいじめは18万5860件となり、2年連続で過去最多を更新した。  一方アメリカではどうだろうか。さまざまな生徒のグループ比較や、学校でいじめられたことのある生徒の報告が数年でどう変化しているかなど、信頼性が高くタイムリーなデータを提供することでいじめ問題の改善に取り組んでいる、アメリカの教育省管轄の統計機関NCES(National Center for Education Statistics)によると、2013年度におけるいじめは減少したというデータが出た。  2013年度のデータによると、いじめを受けたのは生徒の約22%。これは、データを集めた2005年、2009年、2011年の28%、2007年の32%と、どの年よりも低い結果となったのだ。そして、2013年のこの低いパーセンテージからは、いくつかの特徴が見て取れる。例えば女子生徒のいじめは、2009年は29%、2011年は33%であったが、2013年には24%と大きく減少。この減少傾向は男子生徒も同様であった。さらには、ヒスパニックやアジアの生徒におけるいじめのパーセンテージも2007年、2009年に比べて減少した。  ここでいう「いじめ」とは、言葉、精神的、ネットを使った社会的虐待などが含まれている。2013年のデータによると、いじめられた生徒のうち、多くは侮辱的なからかわれ方や名前の呼ばれ方をされ、そのうち7%の生徒はネットいじめを受けたという。  このニュースを考慮して、教育省は改めていじめ反対運動の推進を告知した。「学校が安全になるほど、子どもたちは学力的にも社会的にも成長します。」と、アメリカ合衆国教育長官のアーン・ダンカン氏はプレスリリースの中でコメントを述べた。「教育省は、学校でのいじめが徹底的に改善されるよう闘っています。ここ数年で状況が改善されたとはいえ、我々は今後もアメリカの子どもたちの安全を保障するために取り組んでいきます。」と力強くコメントしている。  先の「川崎中1生徒殺害事件」のように、日本ではいじめによる悲しいニュースはいまだ絶えることがない。そのたびに言及されるのは、いかにして家庭、学校、地域を通して大人が子どもを守っていくかということ。アーン氏のコメントには、子どものいじめという問題をいかに大人たちの努力の問題として捉えなくてはいけないのかという強い意志が感じられる。日本でも国や教育機関の取り組みだけでなく、我々一人ひとりが子どもたちの安全を真剣に考えていけるかが、これからのいじめを減らす上で重要なカギを握っているはずだ。

米国の新ブランドCampfire Audioのイヤフォン「Lyra」「Jupiter」「Orion」登場

米国の新ブランドCampfire Audioのイヤフォン「Lyra」「Jupiter」「Orion」登場

 輸入音楽制作ソフト、オーディオ機器を取り扱うミックスウェーブは、Campfire Audio(キャンプファイヤー オーディオ アメリカ)社製品の取り扱いを開始。カナル型イヤフォン3モデルを6月以降に順次、発売すると発表した。Campfire Audioは、ヘッドフォン交換ケーブルやポータブルアンプで知られるALO Audio社のCEO、Ken Ball氏が創設し、イヤフォンとヘッドフォンを中心としている。発売予定とされている3機種の概要は以下のとおりで、実勢価格などは未定。 Lyraは共振をほとんど発しないセラミックハウジングに8.5mmベリリウム・ダイナミックドライバーをマウントしたカナル型。17Ωのインピーダンスと110dBの高感度で鳴らしやすく、遮音性も−26dBに達する。コネクター部はMMCXで着脱可能で、交換ケーブルでグレードアップが楽しめる。重量11.8g。 Jupiterはニッケルプレーティングのアルミハウジングで4基(低域×2、高域×2)のBA(バランスドアーマチュア)で広帯域化を図る。スペックの詳細は不明。ネジを露出させたエッジのあるハードなハウジングはひとつのスタイルになっている。MMCXコネクター採用。 Orionは1基のBAドライバーでハウジングは表面をアルマイト処理したアルミとなるJupiterの姉妹機的な存在で、デザインもほぼ共通。コネクターもMMCXとしている。■リンクミックスウェーブwebサイト・ニュースリリース  http://www.mixwave.co.jp/c_audio/c_news/caudio_news150514_01.html-

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力 ◎文・和田博巳

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力 ◎文・和田博巳

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力◎文・和田博巳 Nonesuch Records(以下ノンサッチ)はエレクトラ・レコードを起こしたジャック・ホルツマンによって、1964年にエレクトラの子会社として設立された。現在ノンサッチが紹介する音楽ジャンルはポピュラーミュージックを中心としているが、そのポピュラーミュージックも、ロックやカントリー、ジャズやワールドミュージックに加えて、ひと言でこうとはカテゴライズし難いアーティストも多く、かつたいそう趣味性が高い音楽や趣味の良いミュージシャン、グループを揃えるところがこのレーベルの大きな魅力だ。 ノンサッチのサウンドの特徴は、ポップス系の作品が多いレーベルにはめずらしく、コンプ・リミッターを多用しないナチュラルな録音が多いことである。したがっていずれのアルバムもハイレゾで聴くにふさわしい、ニュアンス豊かなハイファイサウンドになっている。ダイナミックスや音場感といった要素と共に、ヴォーカルや楽器の質感にもこだわって聴けば、さまざまなオーディオ的、音楽的魅力が横溢していることが分かると思う。 現時点でe-onkyo musicを通して我が国でリリースされるのは、別掲リストにある13タイトルだが、この中から代表的な、あるいはぜひ注目して欲しい作品を紹介しよう。(次ページへ続く)-超絶技巧のフラット・マンドリン、クリス・シーリー 最初は今が旬な超絶技巧のフラット・マンドリン奏者、クリス・シーリーの関連アルバムを3タイトル。マンドリン奏者と言うと、皆さん一気に引いてしまうだろうか。でもそれはあまりにもったいない。クリス・シーリーの音楽は掛け値無しに素晴らしく、聴いて絶対にソンはありません、いやぜひ聴いていただきたい。『The Phosphorescent Blues』  まずはクリスを中心に結成されたアメリカーナ/ブルーグラス・バンド、パンチ・ブラザーズの『The Phosphorescent Blues』から。パンチ・ブラザーズの最高傑作と言える本作は、プログレッシヴでオルタナなブルーグラス・バンドがTボーン・バーネットのプロデュースを得て、完熟のバンドサウンドへと成長を遂げた記念碑的アルバム。これならバンジョーとマンドリンとフィドルが入ったご機嫌なロックバンドと紹介しても大丈夫だし、録音もこれ以上ないハイファイサウンド。『Bass & Mandolin』 そのクリス・シーリーが若き天才コントラバス奏者のエドガー・メイヤーと作ったデュオ・アルバムが『Bass & Mandolin』。二人ともヨーヨー・マとコラボレートした『ゴート・ロデオ・セッション』他数度の共演経験があり、その見事に息の合ったデュオは、繊細にして伸びやか、アコースティック楽器のソノリティを最大限に生かしきった見事な演奏となっている。さらにもう一枚、クリスのソロでヴァイオリニストにとっては難曲とされるバッハの楽曲をマンドリンでプレイした、『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』。これほど躍動的で美しく、楽しいバッハもそうは無いと思う。ぜひ一聴されたい。『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』(次ページへ続く)-熱いジャズ・サックスを濃密なハイレゾサウンドで堪能 続いてはジャズのアルバムで、サックス奏者ジョシュア・レッドマン関連の3タイトルを紹介する。『Walking Shadows』 『Walking Shadows』はプロデュースとピアノにブラッド・メルドーを迎え、ストリングス・オーケストラをバックにジャズのスタンダードのみならず、ロックのカバーも含めたバラード演奏をじっくりと聴かせる。妖艶と言いたくなるほど滑らかで艶やかなテナーサックスの音色にうっとりさせられるが、おなじみビートルズの『レット・イット・ビー』では、途中からだんだんテンションが上がっていって、熱いジョシュア・レッドマンに変貌してゆくさまが聴きどころだ。バックのリズム隊も負けず劣らずいいプレイを展開。『Trios Live』 もう1作『Trios Live』は、ピアノレス・トリオ編成にて、ニューヨーク「ジャズ・スタンダード」とワシントンDC「ブルース・アレイ」の2カ所のジャズクラブで行われたライヴを収録、ジョシュアのテナーとソプラノ・サックスを心ゆくまで堪能できるアルバムとなっている。収録は2009年と2013年で、ドラムスのグレゴリー・ハッチンソンは両ステージ共通だが、ベースはマット・ベンソンとルーベン・ロジャースの2人に分かれる。聴きどころはトリオの緊密で躍動感溢れる演奏だが、もうひとつハイレゾならではと感心するのが、ジャズクラブ特有の濃密な空気感と観客の発する熱気だ。ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビー』のように終始客がざわついているということはないが、それでも質の良いジャズファンは、絶妙のタイミングで歓声を発し手拍子をする。まさに自分がジャズクラブに居ると言う気分が味わえる最高のライヴアルバムだ。『City Folk』 もう1枚はジョシュアがアーロン・パークス(ピアノ)、マット・ペンマン(ベース)、エリック・ハーランド(ドラムス)と組むスーパーユニット、ジェイムス・ファームの『City Folk』。眼の前にジョシュアがガッと仁王立ちでテーサックスを大ブロウ。こちらはもう狂喜乱舞だ。ベースもブルブルと空気を震わせて、震えた空気がこちらの足裏を震わせるのが分かるほど録音はリアルだ。(次ページへ続く)-まだまだ聴き逃したくない個性的な作品が目白押し『Kin (<―>)』 パット・メセニー・ユニティー・グループ『Kin (← →)』は、鉄壁の従来メンバーに加えて、新たにジュリオ・カルマッシが参加。彼はピアノ、キーボード、木管&金管楽器、チェロ、ヴァイブ、ヴォーカルと、およそ何でもこなす驚異のマルチ・インストルメントゥル奏者。と言うわけでサウンドはグッと厚みを増し、ダイナミックな演奏を千変万化の色彩感で彩る。これこそハイレゾで聴かなくてはと、本気でそう思わせるとてつもなく緻密で濃密なサウンドだ。 他にもロックファンにはおなじみのウィルコのアルバムが4タイトル。さらにNYのフォークシーンの誕生を活写した映画『Inside Llewyn Davis』のオリジナルサウンドトラック。さらにはレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドの参加にビックリの、ミニマル・ミュージックの先駆者、スティーヴ・ライヒの最新作『Radio Rewrite』など、ぜひ聴いていただきたい。 演奏内容もサウンドクォリティも極上のノンサッチ、ぜひとも聴き逃すこと無きよう。『Radio Rewrite』●配信中のNonesuch Records作品一覧『The Phosphorescent Blues』 Punch Brothershttp://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597952674/『Bass & Mandolin』Edger Meyer、Chris Thile /http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953800/『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』Chris Thile http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58607/『Radio Rewrite』Steve Reich http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953336/『Trios Live』Joshua Redman http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr956153/『Walking Shadows』Joshua Redman http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58508/『City Folk』James Farm / http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953534/『Inside Llewyn Davis: Original Soundtrack Recording』http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597957518/『Kin (← →)』Pat Metheny Unity Group http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58072/『Being There』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58331/『Wilco [the album]』Wilcohttp://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58300/『Sky Blue Sky』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58317/『A.M.』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58348/-

 アメニティの充実が著しいシニア住宅(アリゾナ州/アメリカ)

アメニティの充実が著しいシニア住宅(アリゾナ州/アメリカ)

毎日1万人以上が65歳になっているベビーブーマー(1946年~64年の間のベビーブームで生まれたアメリカ人)たち。全米シニア住宅協会によると、彼らの5~8%は、シニアアパートなど、シニアだけが居住する住宅を探す傾向があるという。ある不動産仲介会社は「これまでシニア関連の住宅は投資物件として人気がなかったが、ここにきて需要が高まりつつある」と話す。

街のコト
「お・た・め・し留学」はいかが?  海外滞在をちょっと経験したい人にぴったり

「お・た・め・し留学」はいかが?  海外滞在をちょっと経験したい人にぴったり

 留学してみたいけど一人だとちょっと不安・・・。一度、海外の生活を少し経験してみたい・・・。そんな人にぴったりのツアーがある。アメリカかイギリスに約2週間滞在するJTBガイアレック(東京)の「お・た・め・し留学」だ。 

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