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広島に「いきなり!ステーキ」が進出した結果→2カ月間、毎日行列が

広島に「いきなり!ステーキ」が進出した結果→2カ月間、毎日行列が

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年9月8日放送の「行列店のヒミツ」のコーナーで、中四国初登場のステーキ店「いきなり!ステーキ」を紹介していました。イオンモール広島府中店のフードコートで、ひときわ行列が目立っていたのが、中四国初出店となるステーキ店「いきなり!ステーキ」です。オープンしてから約2カ月、行列が途切れていないのだそう。いきなり!ステーキの料理(takeshikjさん撮影、Flickrより)高級なステーキを立ち食いするという意外な発想が受け、現在59店舗まで拡大。ファミリー層も獲得するため、座れる場所となるフードコートに出店しました。グラム単位で"量り売り"オーダーカットスタイル注文は、300g以上がおすすめなのだそう。薄いお肉だと旨みが逃げやすいので、厚切りのレアが1番お肉を美味しくいただけるのだそうです。塊からお肉をカットし、目の前で焼きます。その調理過程が、一種のショーの様な効果をもたらしています。高級ステーキを低価格で!行列ができるもう一つのポイントが、提供されるお肉の安さにあります。お店を経営している「ペッパーフードサービス」は、国内外に約400店舗のステーキチェーンを展開しています。独自の大量に仕入れることで、低価格を実現しています。さらに、メニューを4種類に絞って、作業の効率化を図っています。豪快でジューシーなステーキがリーズナブルな価格で味わえるこのお店。10月下旬から11月上旬に、中央通りに立ち食いスタイルのお店をオープンする予定だそうで、ますます注目を集めそうです。(ライター:haruhana)

バカバカしいけど実は過酷!そして真剣! 商店街を事務椅子のコロコロで疾走する「いす-1GP」が凄い

バカバカしいけど実は過酷!そして真剣! 商店街を事務椅子のコロコロで疾走する「いす-1GP」が凄い

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年9月9日放送で、9月5日に福山で開かれた、イスを使ったレース「いす1グランプリ」を取り上げていました。イスに載った選手たちが、一斉に地面を蹴って進む。福山市元町の「宮通り商店街」で行われた「いす1グランプリ」です。      公式フェイスブックより  3人1組の24チームが事務用のイスを使い、選手を交代させながら、2時間で130メートルのコースを何周できるかを競います。開始20分で、早くも倒れ込む選手が続出しました。優勝目指し特訓を積むチームも!災害救助のスタイルで参加した県警チーム、過去9回出場し4回優勝している、事務用イスメーカーのコクヨチームは、会社で一番早いという、病院の看護師用のいすを使って参加していました。そんな中、市政100周年をPRする旗を身にまとっているのが、地元福山市役所Aチームです。大会前日には、1時間だけですが特訓を積み、イスを低くして力を入れやすくするなど、コツをつかんでいました。福山氏チームの監督も、今回の人選にはこだわりがあるのだとか。普段からイスに座る姿勢の悪い職員を選ぶことで、自由自在に動けるのではないかと踏んだのだそうです。このイベントは、商店街活性化の為5年前に京都で始まり、全国に広がりを見せています。優勝は大阪のチーム!10万円相当のイスを贈呈レースの後半になると、転倒する人や足を攣る人が続出。日頃鍛えている警察官も根を上げました。精鋭を揃えた福山市役所Aチームは、残念ながら9位に終わりました。優勝を獲得したのは、153周した、大阪のチームでした。優勝賞品として、1人10kgのお米と、10万円相当のイスが贈呈されました。思いのほかきつそうなイスレースでしたが、活気があって楽しいイベントでもありました。地元商店街の活気が戻るきっかけになるといいですね。(ライター:haruhana)

マツダスタジアム、実は「環境に優しい」エコな球場だった

マツダスタジアム、実は「環境に優しい」エコな球場だった

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月31日放送の「地球派宣言」のコーナーで、おなじみの「マツダスタジアム」の随所に、様々なエコ対策が盛り込まれていることを紹介していました。Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(by shiori.k, on Flickr)環境にやさしい、エコ技術、エコ商品を案内してくれたのは、中国地域ニュービジネス協議会コーディネーターの竹内喜幸さんです。ポイント1 こんなところに、こんな工夫が!まずは、正面に掲げられた看板です。雨や風にさらされることで汚れてしまう看板には、大気汚染物質を太陽光の「光」で分解する特殊な塗料「光触媒」が使われており、それによって、汚れを分解しているのです。皆さんはご存知でしたか?看板や外壁を汚れにくくする液体があることを。それが、酸化チタンを使った「ミラクルチタン光触媒コート」です。酸化チタンは雨水に馴染みやすく、汚れを浮かして、洗い流してくれる効果があり、太陽光が当たることで、セルフクリーニングしてくれる技術です。この「光触媒」は、呉市の「てつのくじら館」の外壁にも使用されています。ポイント2 足元にもエコ技術が!マツダスタジアム周辺の歩道に使われているブロックにも、実はエコ技術が使われています。ブロックの中に、発電所などで石炭を燃やした後に出てくる石炭灰を押し固めてブロックに利用しています。大量に出た使い道のない石炭灰を、広島の企業がブロックとして再利用。吸水性、保水性に富んだこのブロックは、雨水などを路上に貯めない効果があります。ポイント3 雨水を有効利用!最近、局地的に発生する豪雨。周辺の排水をスムーズにするため、マツダスタジアムの地下には、雨水貯留地が設けられています。大型の貯水槽とは別に、再利用できる水槽もあり、そこには、スタジアムの屋根やグラウンドに降った雨水を貯め、ろ過、消毒をして、場内のトイレ用やグラウンド、スタンド等の整備、さらに、スタジアム外の景観を良くする水路に、有効利用されているのです。ポイント4 間伐材を活用!外野スコアボードの裏のベンチ、テーブルには広島県の間伐材を使用してあります。さらに、日よけとして竹原市の竹も利用されています。セ・リーグ優勝をかけ、熾烈な争いの舞台となっているマツダスタジアム。野球観戦以外に、こうしたエコ対策を見て回るのも、スタジアムの楽しみ方の一つになるかもしれません。地元のスタジアムながら知らなかった事実も発覚して、びっくりですね。環境にかける広島市の思いに感動です。(ライター:haruhana)

ネコ目線で尾道を観光! 広島県に誕生した「路地裏観光課」の特設サイトが面白い

ネコ目線で尾道を観光! 広島県に誕生した「路地裏観光課」の特設サイトが面白い

広島県に「路地裏観光課」が新設され、その初代課長に「ララ」というネコが任命された。特設サイト「広島CAT STREET VIEW」で、世界初の猫の目線によるストリートサービスが始まったというが……いったいどんなサービスなのか?

街のコト
月光仮面は誰でしょう? 広島県庁に謎のヒーローからランドセル届く

月光仮面は誰でしょう? 広島県庁に謎のヒーローからランドセル届く

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月26日放送で、数年前世間を騒がせたタイガーマスク現象ですが、広島県に久々に、とあるヒーローから贈り物が届けられたことを取り上げていました。2015年8月15日、県庁には、月光仮面を名乗る匿名の人物から、千葉県からの宅配便で、ランドセル2個が届いたということです。画像はイメージです(sabamisoさん撮影、Flickrより)添えられた手紙には、「このランドセルを広島の困っている子供たちのためにお役立てください」と、メッセージが書かれていました。県庁にランドセルが届くのは初めてだそうです。県こども家庭課の徳光重雄課長は、「ランドセルでしたので、当時のような善意をいただいたというのはすぐに分かったんですが、少しブームが収まっていましたので、その点では少し驚きました」と話していました。タイガーマスクの主人公、伊達直人を名乗る人物から、児童養護施設などに全国からプレゼントが相次いだのは、2011年1月ごろです。その現象は広島にも波及し、2011年1月だけでも、県内には、ランドセルなどの寄付が60件あったそうです。久々に広島に現れた正義のヒーロー。届いたランドセルは、県児童養護施設協議会を通じて、子供たちに届けられるということです。心温まる善意の輪が、再び繋がっていくことを期待しています。(ライター:haruhana)

カープ女子は昔からいた! 「60代以上」募集企画に104歳おばあちゃんも

カープ女子は昔からいた! 「60代以上」募集企画に104歳おばあちゃんも

画像はイメージです(Ryosuke Yagiさん撮影、Flickrより)[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月25日放送で、正念場を迎えるカープの為に、HRガールを買って出た元祖カープ女子を取り上げていました。ホームランを放った選手にスライリー人形を渡し、華を添える存在のホームランガール。現在は20代の女性3人が務めているが、そこに新たな3人の女性たちが増えていました。こちらの女性たちは、先日球団が募集した「私が元祖カープ女子!1日ホームランガール体験」に選ばれた3人です。元祖カープ女子のホームランガールは、ある人への直談判から実現しました。その人物とはいったい誰なのでしょうか?きっかけは直談判!念願叶う元祖カープ女子HRガール今回の、1日ホームランガール体験。球団公式サイトで、60歳以上を対象に募集したところ、北は北海道南は沖縄、さらにはパラオ共和国まで1,077人もの応募がありました。最高齢は104歳だったといいます。この企画を発案したのが、藤木淳子さんです。普段は県警本部で事務員として働いています。藤木さんのデスク周りには、いたるところにカープ関連のものが溢れていました。さすがは元祖カープ女子です。願いがかなうきっかけは、2015年5月、藤木さんがマツダスタジアムに観戦に行った時、偶然松田オーナーに会った際、直談判したのだといいます。筋金入りのカープ女子なだけあって、バッグからはユニフォームはもちろん、応援しすぎて紐が切れてしまったカンフーバッド、2008年のラストイヤーに配られた旧市民球場の砂など、カープグッズが続々と出てきました。8月24日現在で、ホームラン数はセ・リーグ1位の86本を記録しているカープ。優勝へ向け巻き返しへ、強力な援軍となります。最近話題のカープ女子ですが、カープ好きな女子は昔からいるということを再確認できました。(ライター:haruhana)

平和記念資料館から、被爆資料が「撤去」された日

平和記念資料館から、被爆資料が「撤去」された日

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月24日放送で、開館60周年を迎え、2018年のリニューアルに向けて改修も進んでいる、広島平和記念資料館について特集していました。熱心に写真を見つめる子どもたち。完成して間もない平和記念資料館の様子です。映像を所蔵していたのは、当時のネール・インド首相を先導する男性、初代館長の長岡省吾さんです。建築家、丹下健三さんが設計した平和記念資料館。1955年の開館当時の展示資料の多くは、長岡さんが収集したものでした。平和記念資料館(wonderstoryさん撮影、Flickrより)被爆資料撤去!1958年「広島復興大博覧会」映像には、1958年に行われた「広島復興大博覧会」の様子も記録されています。この時、平和記念資料館は原子力科学館へ名前を変えました。開館翌年の、1956年には「原子力平和利用博覧会」の会場にもなっています。被爆者で、元館長の原田浩さんは、当時高校生でした。原田さんは、「マジックハンドがあるとか、原子力飛行機の模型があるとか、そういったことに目をひかれたというのが、偽らざる気持ちだったんじゃないかと思いますね」と当時の思いを振り返ります。この時、被爆資料は資料館から撤去されました。それには、アメリカの意向が反映されていたのだといいます。映像には、ヨハネ・パウロ2世やカーター元米大統領、マザー・テレサ、ゴルバチョフ元ソ連大統領、ダライ・ラマ14世など、平和記念資料館を訪れた、数々の要人たちの姿が残されています。被爆資料は60年間、世界中に被爆の悲惨さを訴え続けてきました。被爆の実像をより効果的に伝えるべく、平和記念資料館では、今リニューアル工事が行われています。これからの資料館はどうあるべきなのか、被爆者でもある原田さんは、こう提言しました。「被爆体験が原点なので、その原点をしっかりわきまえ、踏まえた上で次にどう展開していくのか、そこは是非、心の中に留めていただきたい。そういう風に思っています。」開館60年の平和記念資料館。時の流れとともに、被曝の悲惨さを伝える責任の重さは、増してきています。被爆者の数がだんだんと減っていっているという事実も、重責を増やす要因になっているように思えます。(ライター:haruhana)

「イオンモール広島祇園」をリニューアル/イオンモール

「イオンモール広島祇園」をリニューアル/イオンモール

イオンモール(株)は、「イオンモール広島祇園」(広島県広島市)を18日にリニューアルグランドオープンする。同施設は2009年にオープン。最寄り駅であるJR線「下祇園」駅周辺で新たなニュータウン開発が計画される等、今後、さらなる発展が見込まれるエリアに所在する。

ニュース
平成27年度「地域づくり表彰」、5団体が受賞/国交省

平成27年度「地域づくり表彰」、5団体が受賞/国交省

国土交通省は2日、平成27年度「地域づくり表彰」受賞団体を決定した。「地域づくり表彰」は、地域間の連携と交流による地域づくり活用を奨励する目的で、創意と工夫を活かした個性的な地域づくりに顕著な功績があった優良事例を、昭和59年度から表彰しているもの。

ニュース
世羅名物「香水梨」、今年は天気のおかげで甘く仕上がりました

世羅名物「香水梨」、今年は天気のおかげで甘く仕上がりました

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月19日放送のニュースで、世羅町の幸水梨の出荷が始まったことを取り上げていました。画像はイメージです(sekidoさん撮影、Flickrより)世羅大豊農園では、箱詰めされた梨をトラックに積め込んだ後、関係者がテープカットをして初荷のトラックを見送りました。幸水梨は、酸味もなく甘い梨で、進物用として使われます。2015年は、春先と収穫前に好天に恵まれたことで玉太りもよく、糖度も13度と甘くなっているということです。世羅大豊農園の祢?谷全組合理事長は、「自身を持って送り出せます。大変おいしいです。春先から玉太りもいつも以上に順調に推移してきました」と、その美味しさをアピールしていました。世羅町の梨園では、約1600tの梨の出荷が見込まれています。夜の気温も下がり始めたということで、8月下旬には、早くも食べ頃を迎えるということです。サクサクと瑞々しい食感が人気の梨。秋の味覚の旬が近づいてきたことで、夏の終わりを感じます。美味しいものの多く出てくる秋は、食べ過ぎに気を付けなければいけませんね。(ライター:haruhana)

テン・イヤーズ・アフター...今注目「30歳の成人式」とは

テン・イヤーズ・アフター…今注目「30歳の成人式」とは

画像はイメージです(Dick Thomas Johnsonさん撮影、Flickrより)[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月17日放送のニュースで、神石高原町で行われた珍しい成人式を取り上げていました。8月15日に神石高原町で行われたのは、なんと「30歳の成人式」です。対象者約160人のうち、56人が参加。半数以上が町外からということで、出席率4割弱は、まずまずのようです。その目的とは一体何だったのでしょうか。実行委員会リーダーは「故郷をもう一度思い出し、最終的には神石高原町へUターンしてもらうことを目的として開催しております」と、その目的を話していました。30歳を対象としたのは、「就職してある程度経ち、家庭や家を持とうと考える年頃だから」としていて、会場では、地元企業や就農応援制度などが紹介されていました。久々の再会を楽しんだ参加者たちに、Uターンする条件を聞いてみると、仕事や子育ての環境が整えば、などと話していました。主催した地元青年会は、2016年以降も続けたいとしています。このような働きが、少しでも地元の若者離れを防ぐ動きになればいいですね。(ライター:haruhana)

創業63年、三原の老舗が作る「豆腐ドーナツ」

創業63年、三原の老舗が作る「豆腐ドーナツ」

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月12日放送の「老舗の売れ筋物語」のコーナーで、老舗豆腐店の人気メニューが紹介されていました。創業63年の歴史を誇る老舗の売れ筋は、「豆腐ドーナツ」です。豆腐を潰して作ったというシンプルなもので、抑えた甘味と独特の食感が幅広い世代に人気です。これは、倉庫を改造した店舗で並べ、毎日、道行く人に販売しています。広島県三原市にある「小西豆腐店」は、戦争から戻った初代が、戦後の生業として始めました。その味が話題となり、商売を大きくしていきます。モットーは、質素、倹約でした。食べ物を捨てない、無駄にしない思いから生まれた「豆腐ドーナツ」およそ25年前、孫の古跡香苗さんは、夫婦2人でお店を引き継ぎました。ところが、旦那さんが病に倒れ、1人で背負うことになります。ご主人の介護も必要となり、闘病生活は20年続きました。昼夜を問わない仕事と介護の連続に、心は折れそうでした。そんな時、もう一度頑張ろうと思ったのは息子の存在でした。母の様子を心配し、仕事を辞め、実家に戻ってきました。      公式フェイスブック  角が欠けた豆腐を近所の人たちに安く提供し、店頭に並べない物はドーナツにしました。徐々に近所の人が足を運ぶようになり、気持ちが楽になったといいます。祖父の哲学が身にしみた出来事でした。老舗の売れ筋「豆腐ドーナツ」。夢が続く老舗の味です。食べ物を無駄にしない、大事にするという思いが込められた、やさしさの込められたドーナツです。(ライター:haruhana)

広島にやって来た「世界一大きな絵」

広島にやって来た「世界一大きな絵」

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月10日放送で、お互いの国を理解しようと、世界中の子どもたちの絵をつなげた「世界一大きな絵」が広島市で展示されたことを取り上げていました。バスケットボールのコート4面をとれる「グリーンアリーナ」の床を、巨大な絵が覆いました。国内61の市や区、町と、世界26カ国の子供たちが描いたものです。      公式サイトより  絵をつなぎ合わせてお互いの国を理解し、平和を願おうという「世界一大きな絵」プロジェクトの一環として、被爆70年の広島で展示されました。およそ20年前にバングラディシュで誕生したプロジェクトで、今では世界各地に運動の輪が広がっています。参加した子どもたちは、「ここはどの色にしようかと考えながら描きました」「平和な町を作りたいって伝えたいです」などと話していました。絵は、本川小学校の平和資料館に保管される予定です。国の理解を絵で深めようという運動は素敵ですね。これからもその心が、子どもたちに受け継がれていくことを願っています。(ライター:haruhana)

広島駅前の「猿猴橋町」には、かつて凶暴な妖怪「猿猴」が出没した

広島駅前の「猿猴橋町」には、かつて凶暴な妖怪「猿猴」が出没した

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月11日放送で、広島市に言い伝えられるお化け伝説を紹介していました。広島市郷土資料館では、2010年から毎年この時期にお化けに関する展示をしています。2015年の展示を企画した、広島市郷土資料館学芸員の正連山恵さんが、広島市内にいる妖怪についての問いに答えてくださいました。人間の肝を引き抜いて食べると言われている妖怪「猿猴」江戸時代、「猿猴」が住む川として、川や橋には「猿猴川」、「猿猴橋」とその名がつけられ、今なお人々が行き来う町の中にその名を残しています。この猿猴は河童のような妖怪で、人間の肝を引き抜いて食べるといわれていたんだとか。広島駅前の猿猴橋町電停(rail02000さん撮影、Flickrより)500匹の部下を引き連れる妖怪「おさん狐」江波地区に住んでいたと言われる妖怪「おさん狐」は、80歳くらいの狐で、500匹の部下を引き連れている立派な妖怪です。町の人たちにも愛され、その愛情の表れとして江波車庫前には「おさん狐」の像も立てられています。妖怪とはいいつつも、神様のような尊敬される存在として、その名が残されています。人々を守る妖怪「牛田の天狗」東区牛田本町にある総合福祉施設では、牛田地区にまつわるお化けの紙芝居が行われていました。子どもたちが食い入るように見ていたのは、牛田に住む天狗のお話です。この紙芝居は、牛田の歴史と文化を活かして、街作りに取り組む地域の人々によって作られました。お話によると、牛田の天狗は大の酒好きで、二葉山の1番大きな松に住んでいたそうです。風を起こして町の人々の田畑を守ったり、生活を潤していたといいます。また、天狗の住んでいた松の下には石の仏様があり、子孫繁栄のシンボルとして、多くの女性が拝みに来たといいます。実は、この石の仏様、30〜40年前にグラウンドを作るために土を掘り返したところ、実際に出てきたのだそうです。身近に伝承されるお化けの存在を、町の活性化の為に活かす活動も行われているとのこと。実際にいるとはなかなか考え辛いですが、身近なものに伝承されているのは、それにまつわる話を聞くだけでも面白いですね。(ライター:haruhana)