信州を代表する城下町・松本は、歴史好きにとって散策が楽しいまちです。五重の天守が北アルプスの山並みに映える松本城だけでなく、城の守りを固めるために道路をずらして交差させたり、鍵の手やT字路にした城下の名残が今も残っているからです。そんな城下町風情をスケッチしようと、中心部を流れる女鳥羽川沿いを物色しながら歩きます。

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信州を代表する城下町・松本は、歴史好きにとって散策が楽しいまちです。五重の天守が北アルプスの山並みに映える松本城だけでなく、城の守りを固めるために道路をずらして交差させたり、鍵の手やT字路にした城下の名残が今も残っているからです。そんな城下町風情をスケッチしようと、中心部を流れる女鳥羽川沿いを物色しながら歩きます。
いわゆる「純喫茶」と呼ばれる昔ながらの喫茶店が好きで、夢中になってから十数年が経ちました。きっかけは昭和の時代に着用されていた古着のワンピースの可愛らしさに惹かれたこと。レトロな魅力のとりこになり、次第に自分の身の回りにある雑貨や家具も、懐かしい形や色をしたものが増えていきました。
近年、JR「大阪」駅周辺では、再開発やビルの改築で新しい風景が次々と生まれています。そんな中、十年一日、いや40〜50年変わらない風景もあります。JRから阪急「梅田」駅へ向かう道筋に広がる「新梅田食道街」がそれ。
日本には「昭和四大方言」なるものが存在しているらしい。選ばれているのは、仙台の「ジャス」、鹿児島の「ラーフル」、名古屋の「ケッタマシン」、福井の「ジャミジャミ」だ。それぞれの言葉について詳しく見ていこう。
「これってありですか?」。見知らぬまちを歩くと、気になる風景に遭遇することがあります。広島駅の近く、南区大須賀町の飲食店街「エキニシ」もそんな一つです。
「築65年木造2階建て9部屋」。こんなチラシを不動産屋さんの掲示板で見つけ、「9部屋ってどんな屋敷だろう?」と、はやる気持ちを抑え興味津々で見に行くと、目の前には元下宿屋の古家があった。昔ながらの家並みが残る豊島区雑司が谷の中にあっても、「古色蒼然の木塀に杉板張り」というひと際年季の入った構え。格子の引き戸を開けて室内に進むと中央に階段。それを囲むように襖で仕切られた小さな畳部屋が田の字に並ぶ。