「フランス」

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3時間睡眠のための枕  ナポレオンピロー

3時間睡眠のための枕  ナポレオンピロー

 フランスの皇帝、ナポレオン。睡眠時間は3時間だったという逸話が残っているが、現代の日本人も超多忙なようで、ついにナポレオンの名を冠した枕が出た。3時間睡眠の人のための枕、「ナポレオンピロー」だ。 自身が超多忙な産婦人科医が、医療機器メーカーとコラボして開発。最大の特徴は上から下と左から右の二方向に傾斜があることと、上半身の半分を乗せられるほどのビッグサイズであることだ。この形状により、枕にゆったりと上半身を預けながら、身体を傾けて眠ることが可能となる。  開発した稲垣医師によれば、気道を広げることにより呼吸が楽になり、睡眠時無呼吸になりにくくなる、左側の心臓の位置を少し高い位置にすることで、心臓にかかる負担を減らすことができる、胃から十二指腸へなだらかな傾斜をつくることで、胃の内容物がスムーズに腸へ移ることを助けることができる。 ただし、この枕はあくまで短い睡眠時間しか取れない人向け限定で開発されており、睡眠時間の目安は3〜4時間。寝返りが制限されるため、それ以上寝る場合は身体が痛くなる場合があるのでご注意を、とのこと。仕事や授乳などで、どうしても睡眠時間がまとまって取れない時期が続くけど熟睡したい、という場合に、仮の枕として使うのが良さそうだ。

“引っかかった”フランス観衆  広告に騙され大量ツイート

“引っかかった”フランス観衆  広告に騙され大量ツイート

 ソーシャルメディアをどう使うかは、企業広報の肝だ。アイディア次第では、黙っていても消費者側が“大広報”してくれる。その好例が、フランスで行われたサッカーの試合で、フォルクスワーゲンがスタジアムに出した広告だ。フランス代表が、ホームでブラジルと対戦した親善試合。フィガロやユーロスポーツなどのメディアによると、スタジアムに張り出されていた広告は”WOLKSWAGEN SOUTIENT LES BLEUS”. フォルクスワーゲンはフランス代表を応援する!だった。 あれ?スルリと読んでしまったが、ちょっとおかしい。フォルクスワーゲンは、“W”olkswagenではなくて、“V”olkswagenではなかったか?もちろん、この試合を見ていた観衆も視聴者も、激しく反応した。試合前半、ツイッター上は“指摘”の嵐。「この広告は研修生が書いたのか?」「恥ずかしい、会社名が綴れないなんて」などなど。 だがもちろん、フォルクスワーゲンは知っている。前半が終了したところで、大量の指摘にツイッター上で“回答”した会社側。「VolkswagenはVW。正しく書くのはそんなに難しくない」。 一杯食わされたのは消費者側。他人の間違いを指摘したくなる心理をうまく使って、“大量の広報”を可能にした事例。試合自体は1−3でブラジルの勝利だったが、ツイッター上には、「今夜の本当の勝利者はフォルクスワーゲンだ」というつぶやきも。 Le Figarohttp://sport24.lefigaro.fr/le-scan-sport/buzz/2015/03/27/27002-20150327ARTFIG00218-le-genial-coup-de-pub-de-volkswagen-qui-a-piege-les-telespectateurs.phpEuro sport.comhttp://lebuzz.eurosport.fr/football/france-bresil-comment-volkswagen-a-piege-les-internautes-avec-son-coup-de-comm-14313/

フランス家庭の家事分担  ムッシュウはアイロン嫌い?

フランス家庭の家事分担  ムッシュウはアイロン嫌い?

 男子がきちんと掃除や片づけをする国はないものなのだろうか? フランスで、社会・経済生活などについて調査研究をするCredocが男女の家事分担について調査、相変わらず女性が家事の多くを負担していて“分担”には程遠い、とした結果を発表した。 

ニュース
エール・フランス機内で出産! 搭乗客万雷の拍手

エール・フランス機内で出産! 搭乗客万雷の拍手

 英王室のシャーロット王女誕生のニュースは、ヨーロッパ中でもちろん話題だが、フランスではもう一つ、なかなか“特別”な男児誕生のニュースが新聞を沸かせた。 セネガルからフランスのシャルル・ドゴール空港に向かう、エア・フランスの719便。深夜23時31分にダカールを離陸したこの飛行機の機内で、離陸後約1時間経ったころ、機長が静かに機内アナウンスを流した。「ご搭乗のお客様の中に医師の方がいらっしゃいましたら、お申し出下さい」。 エコノミークラスの前方に座っていた搭乗客ジャン・ルイさんがパリジャン紙に語ったところによると、その“母親”は、機内後方の座席だったようで、「ちょっと眠って起きてみたら、他の客が機内で赤ちゃんが生まれたと話しているのを聞いた」そうだ。着陸の直前、コックピットから“正式”な男児出生のアナウンスがあり、機内は万雷の拍手だったという。エア・フランスによると、搭乗していた医師は(医療行為に)必要なものを機内に持って乗っており、搭乗スタッフに的確な指示を出して緊急事態を乗り切ったそうだ。午前6時21分、シャルル・ドゴール空港に着陸、緊急医療チームと父親が出迎えたという。Le Parisien  http://www.leparisien.fr/insolite/air-france-naissance-surprise-d-un-bebe-a-bord-du-vol-dakar-paris-05-05-2015-4748529.php

長いスカートはダメ!?  フランスの中学校で

長いスカートはダメ!?  フランスの中学校で

 スカートが短すぎる、というのが問題になりがちな日本の女子中高生。だが、いまフランスでは、スカートが長すぎることが問題になっている。ル・モンドなどフランスのメディアによると、ベルギー国境に近いフランスのアルデンヌ地方で、中学3年生のサラさん(15歳)が学校に足首までの長い黒スカートをはいて登校したところ、規則違反を理由に学校に入れてもらえず、バスや電車を乗り継いで約25キロの通学路を着替えに帰らねばならなかったという。 その“規則”というのは、2004年に定められた法律のこと。フランスはどんな宗教に対しても差別をしないからこそ、公の場では、ことさら特定の宗教を主張するような格好をしてはいけないという法律ができている。たとえば、生徒がイスラム教徒だったとしても、イスラム教の女性がかぶるベールを学校にかぶって登校するのはだめ、という風にこの法律は運用されている。それが今回はベールではなくて、スカートだった。学校の入り口でベールを脱いだとしても、黒い長いスカートは「明らかに宗教的」と判断されたのだ。 フランスの討論番組などでは、長いスカートが宗教的かどうかは判断が難しい、とか、それなら男子生徒がヒゲをはやすのはどうなのかなど、さまざまな意見が飛び交っている。今年初め、イスラム教の預言者ムハマンドの風刺画を掲載した週刊紙が襲撃され、多数の死者を出したフランス。イスラム教だけでなく、ユダヤ教など他の宗教も含め、どこまでが宗教で、どこからが慣習・文化なのか?など、線引きの難しい問題が続出している。 URL:http://www.lemonde.fr/societe/article/2015/04/29/crispation-a-l-ecole-sur-les-jupes-longues_4624882_3224.html

フランスの受験がスゴイ件  1科目6時間!

フランスの受験がスゴイ件  1科目6時間!

 9月に新学期が始まるフランスでは、今が受験シーズン。大学に進むためのバカロレア、大学校に進むためのコンクール。呼び名はさまざまだが、受験生にとって“地獄”であることに変わりはない。フランスの受験で特に話題になるのが、「哲学」だ。高校3年になると、だれもがデカルトやスピノザに出会い、バカロレアでは4時間という試験時間で、たった1問の哲学の問題を論述する。“大人”になるために誰もが通る難関であり、「4時間」という言葉は、フランス人にとって特別な響きを持っている。 例えば、昨年のバカロレアで全国の高校生が論じた問題にはこんなものがある。「我々は幸せになるために生きているのか?」「自由であるためには、選択肢があるだけで十分か?」「芸術家はその作品の主人と言えるか?」 多少哲学をかじった程度では、4時間与えられてこの問題を論述するのは至難の技のように思える。だが、上には上がある。 4月に実施されたENSという超エリート大学校入試の哲学だ。そもそもこの大学校の哲学の試験時間は6時間。それだけでもちょっとすごい。水を飲んだり、チョコレートやクッキーを持ち込んで食べることはできるが、それでも6時間という試験時間、集中して一つの問題を論述する集中力。加えて今年の問題はすごかった。 “Expliquer”. 「説明する」という不定形の一言だ。何を説明するのか?と思うだろう。だが、目的語は問題用紙を隅々まで探しても、ない。さらに受験生が混乱したのは、“計算機の使用は禁止する”という注意書きがついていたこと。そもそも、哲学の試験に計算機を持ちこんでいる受験生はいないし、どう考えてもこの問題を論じるために計算機が必要だとは思えない。ならば、なぜわざわざこんな注釈がついているのか? この注釈を含めて問題を解釈し、論述すべきなのか? それとも単なる出題者のおふざけか? そんな“哲学的な”思考が受験生を悩ませた。 試験終了直後から、ツイッターなどSNSは、受験生の自嘲気味なつぶやきがあふれた。「問題を見て、試験官ですら苦笑した」「単語一つ、という形式以外の問題なら大丈夫、と思っていたのに…」「説明って、何を?だ」「問題を見て、最初は笑った。そして泣いた」。 この試験を受ける受験生は、高校を卒業してから少なくとも2年間、プレパと呼ばれる準備学級で大学校受験のために特訓を受けているエリートだ。その彼らをここまで悩ませる試験問題。さすが、デカルトの国、フランスだ。http://www.francetvinfo.fr/societe/education/expliquer-le-sujet-improbable-de-l-epreuve-de-philosophie-a-l-ens_878793.html

【フランス発】 コカ・コーラの“使い方”

【フランス発】 コカ・コーラの“使い方”

ファストフードやシアトル系コーヒーショップなど、アメリカ的なものに何かと批判的なフランス。だがこれは批判でもなく、かといって「美味しい」というお勧めでもない、微妙な記事が、フランスマダム御用達の雑誌、マダム・フィガロに掲載された。題して、「コカ・コーラの“別の”利用法5選」。同誌は、「世界中で最も多く消費されているこのソーダは、かんきつ類や飲み終えた後の茶葉のような、思いがけない効能を持っている。もし飲む気になれなくても、さび落としや鍋磨きとして使えるのだ」と説明、5つの“使用法”を紹介している。1.キッチンで時間とともにだんだん底が黒ずんでくる調理器具。これを若返らせるなら、コカ・コーラを注ぎ、沸騰させてしばらく置いてから、スポンジでこするだけでいい。水垢などがついた食器も同じ。銀食器類のさび落としとしても使える。2.しみしみ落としがない時でも、コーラがあれば大丈夫。特に油シミなら、布にコーラを染み込ませてこする。直接、シミの部分にかけてから洗濯機に入れてもOK.3.日用品たとえば、自転車のはずれたチェーンを直したり、機械をいじったりして手に油汚れがついた時、水も石けんもなくても、コカ・コーラで洗えば大丈夫。4.家の掃除市販の洗面掃除用洗剤と同じように、コカ・コーラを洗面の流しや便器に注ぎ、しばらく置いてブラシでこする。家具類にガムがついてしまった、という時も、コーラで湿らせておけば簡単にとれる。5.ガーデニングササやゼラニウムなどの殺虫剤代わりに、コカ・コーラを一週間に1回、少量かける。コカコーラ自体はシミにならないの?とか、甘くてアリが来ないの?という素人な質問はいくらでも出てくるが、さすがフランスマダムは、コカ・コーラの利用法も一味違うようだ。

【フランス発】世界初のケーブルカーホテル  洗濯ものはかけないで!

【フランス発】世界初のケーブルカーホテル  洗濯ものはかけないで!

 フランス南東部、スイスやイタリアと国境を接するローヌ・アルプ。今はスキーシーズン真っ盛りだが、そのアルプス山中にあるクールシュベルというリゾート地で、ケーブルカーの中を豪華な“ホテル”にして宿泊するという斬新な企画が注目を集めている。 

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美食大国フランスのNo.1冷凍食品「ピカール」 ついに日本上陸!

美食大国フランスのNo.1冷凍食品「ピカール」 ついに日本上陸!

 フランスの女性は、みんな朝市で仕入れた食材で料理して、デザートもタルトを手作りしてるようなイメージがあるかもしれない。が、もちろんそんなことはない。バリバリのキャリア女性や子育てと仕事を両立させるマダムたちは、しなやかにさりげなく、冷凍食品だって使ってる。

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