“引っかかった”フランス観衆  広告に騙され大量ツイート

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(OVO オーヴォより)

ソーシャルメディアをどう使うかは、企業広報の肝だ。アイディア次第では、黙っていても消費者側が“大広報”してくれる。その好例が、フランスで行われたサッカーの試合で、フォルクスワーゲンがスタジアムに出した広告だ。フランス代表が、ホームでブラジルと対戦した親善試合。フィガロやユーロスポーツなどのメディアによると、スタジアムに張り出されていた広告は”WOLKSWAGEN SOUTIENT LES BLEUS”. フォルクスワーゲンはフランス代表を応援する!だった。

あれ?スルリと読んでしまったが、ちょっとおかしい。フォルクスワーゲンは、“W”olkswagenではなくて、“V”olkswagenではなかったか?もちろん、この試合を見ていた観衆も視聴者も、激しく反応した。試合前半、ツイッター上は“指摘”の嵐。「この広告は研修生が書いたのか?」「恥ずかしい、会社名が綴れないなんて」などなど。

だがもちろん、フォルクスワーゲンは知っている。前半が終了したところで、大量の指摘にツイッター上で“回答”した会社側。「VolkswagenはVW。正しく書くのはそんなに難しくない」。

一杯食わされたのは消費者側。他人の間違いを指摘したくなる心理をうまく使って、“大量の広報”を可能にした事例。試合自体は1−3でブラジルの勝利だったが、ツイッター上には、「今夜の本当の勝利者はフォルクスワーゲンだ」というつぶやきも。

Le Figaro
http://sport24.lefigaro.fr/le-scan-sport/buzz/2015/03/27/27002-20150327ARTFIG00218-le-genial-coup-de-pub-de-volkswagen-qui-a-piege-les-telespectateurs.php

Euro sport.com
http://lebuzz.eurosport.fr/football/france-bresil-comment-volkswagen-a-piege-les-internautes-avec-son-coup-de-comm-14313/

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME