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ソニーがWALKMANの最上位モデル「NW-ZX2」 DSD5.6MHz対応と細部を強化

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(OVO オーヴォより)

ソニーは、デジタルミュージックプレーヤーWALKMAN(ウォークマン)シリーズの新たな最上位モデルNW-ZX2を、2月14日(土)に発売する。DSD5.6MHzに対応、また筐体から回路、電源まで大幅に強化されている。オープン価格で、店頭などでは120,000円前後の見込み。なお、従来のNW-ZX1も継続する。

NEW-ZX2は、DSD再生機能を強化。DSD5.6MHzの音楽ファイルの再生(リニアPCM変換再生)に対応するほか、DSD再生についてスルーロールオフとシャープロールオフの2つの特性のデジタルフィルターの選択切り替えで、好みの音質での再生が楽しめる。これに合わせて細部にわたり高音質化を図っており、まずシャーシは削り出しアルミフレームと金メッキ銅板を組み合わせて、低インピーダンス化と接触抵抗も低くしている。

回路では、電源の給電ラインに電気二重層キャパシターを追加して、瞬間的な供給能力を高め、大信号時の電圧降下を防ぐ。バッテリーパックも専用に開発し、電池容量はZX1の約2倍(1860mAh)に拡大する一方、抵抗値を約1/2(19mΩ)に低めて、供給スピードや安定性を向上。また連続再生時間も、ZX1の約2倍に伸ばしている。

アンプ系電源ではチャージコンデンサーを高品位なOS-CONに、フライングコンデンサーもフィルムコンデンサーとして、血から強く量感のある低音とクリアな中高域再現を図っている。先のポータブルヘッドフォンアンプPHA-2にも採用の厚膜銅箔プリント基板を、電源基板に採用し、こちらも供給能力を高めている。

オーディオ信号系では、大型コイルやメルフ抵抗などの採用、ヘッドフォン出力回路のグラウンドをLとRで分離させて、共通インピーダンスを低減。オ^ディオ回路基板の大型化により、GMD面積が約2倍に拡大し、余裕あるレイアウトに最適化。回路全体の安定性も向上したという。独自の高純度99.99%すずによる無鉛ハンダも使っている。

デジタル系では、44.1kHz系(CD/DSD系)専用のクロックを追加。192kHzとともにそれぞれの系の音源に合わせたより高精度な変換を可能にしている。

機能面では、microSDカードスロットを備え、メモリー容量を128GB(本体)から256GBまで拡張が可能。従来比で約3倍の情報量を伝送できるという同社開発の高音質コーデックLDACにも対応したBluetoothも搭載する。USBデジタル出力を備え、外部DACが使える。また専用本革ケースやデジタル出力やPCからZX2へのデータ転送が可能な専用クレードルなど、アクセサリーも充実。

サイズ((幅/高さ/奥行き)は約65.1× 約131.2× 約18.5 mm、重量は約235g。

■リンク
ソニー・製品情報トップページ http://www.sony.jp/

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